月刊ほくと新聞Hokuto News Paper

社長コラム 2023年11月号「祝 阪神タイガース日本一」

2023年11月号

11月5日は大阪のみならず全国の虎党は歓喜の美酒に浸っておりました。

道頓堀は言うまでもなく、新地もミナミも翌朝まで狂喜乱舞の一晩だったと思います。

阪神タイガースが球団初の日本一に輝いたのが38年前!!

我が社でも生まれていない社員がたくさんいるくらい昔の話になります。

そのときのクリンナップは3番 ランディ・バース(現在69歳)

4番 掛布雅之(現在68歳)5番 岡田彰布(現在65歳)・・

もちろん岡田彰布は現在の阪神タイガースの監督でありますが、

この3人のことを覚えている人はどれだけいるのでしょうか?

私はそのころ訳あって?熱烈な巨人ファンを名乗っておりました。

なぜ阪神ファンに改心したかは置いておいて・・

この年、巨人ファンにとっても記憶に残る鮮烈な試合というか場面がありました。

1985年4月17日 甲子園球場での阪神-巨人戦7回裏、世にいう「伝説の3連発」です。

3番 バース、4番 掛布、5番 岡田が、巨人の槇原からのたった6投球の間に

バックスクリーン周辺へ3連発のホームランを叩き込んだのです。

あの場面は私もテレビ中継で観ていて今でも覚えています。

ちなみにこの時の巨人の4番は原辰徳前監督だったのです。

今にして思えばこの試合が、その年の阪神タイガース日本一への序奏だったのかもしれません。

そして38年経って岡田彰布監督が再び

日本一を達成する時に巨人の監督が原辰徳だった。

やはり、何か因縁めいたものを感じるのは私だけでしょうか?

 

今年の日本シリーズは関西ダービーだったこともあり、

全国的にはイマイチ盛り上がりに欠けていましたが、

NPBの興行的には最終の7戦目までいって万々歳で、

それぞれのコアなファンにとっても最高の展開だったと思います。

1試合での収入が5億とも6億とも言われているので、

4試合で決まるのと7試合までやるのとでは関西圏での経済効果もまったく違うのです。

今年の日本一への分かれ目はやはり、第7戦の4回表

大山を追い込んで宮城投手が投げた内角のデッドボールだったと思います。

そのあとにノイジーがホームランを打って、緊迫した試合の流れがイッキに阪神に傾いたのです。

阪神ファンはみんな同じことを思っていますが、

今年の岡田監督の采配は普通のことを普通にこつこつやる!奇策無し!

当たり前のことを積み重ねて日本一になった。

勝負の世界は結果がすべてなのですが、我々企業人も

この岡田采配に見習うところがたくさんあるような気がします。

今から来年の阪神タイガースの戦いが楽しみです。

 

11月7日に森喜朗先生が久々に故郷、能美市の根上町に登場され

能美市の中学3年生500人の前で熱弁をふるわれました。

森喜朗先生は86歳、中学3年生は15歳・・

70歳の世代間ギャップのある中、冒頭、能美の歴史やご自分の生い立ち、

戦争でご家族を含めて大変ご苦労されたことを話されていました。

私は今回も森喜朗先生に同行して、舞台袖で会場の様子を見ていましたが

正直、生徒たちはピンときていない様子でした。

確かにこの平和な時代に生まれ育った子供たちに

昔の戦争や争いの話をして理解しろと言うのは無理なのかもしれません。

しかし今、自分たちが平和に暮せているのは

先人達が命を張ってこの日本を守ってくれたからである!

ということをほんのちょっとでも心に留めて、感謝の気持ちを持って

これからの人生を歩んでほしいと思うのです。

今回この企画を考えた私と同年代の能美市の井出敏朗市長も

そのことを中学3年生に伝えたかったのではないかと勝手に思っています。

後半の部は今度は攻守交代?生徒代表からの森喜朗先生への質問コーナー・・

「今の減税と増税の政策をどう思うか?」「北陸新幹線の敦賀開業効果は?」

「ロシアとウクライナの紛争などの国際問題をどう思うか?」・・等々、

まあ中学3年生がそこまで言うのかというくらいの質問を飛ばし、

それを森喜朗先生なりに丁寧に回答されていました。

私が横で聴いている限り森喜朗先生はどちらかというと防戦気味?

これはこれで見ていてなかなか面白かったです。

全部、終わって生徒代表から花束をいただき、

全員に見送られて満面の笑顔で会場をあとにする姿がとっても印象的でした。

ご存じのように森喜朗先生は9月に転んで足の骨を剥離骨折され

現在、車椅子状態です。

ご年齢を考えても車椅子で東京から移動するだけでも大変なのに、

中学生の前で延々2時間熱弁をふるわれ、横で見ていてもホントに凄いと思いました。

私は小松空港までお見送りに行ったのですが、全く疲れた様子も見せず、

最後は笑顔で車椅子から手を振って飛行機に乗って行かれました。

東京から同行された秘書の方を含め、まわりは大変だったと思いますが、

森喜朗先生のまったく衰えていないあの気力とパワーには脱帽であります。

次回はしっかりリハビリをして必ず歩いて来県されると確信しております。

 

11月10日(金)大安の朝に新社屋の棟上げをしました。

施工チームの皆さんのおかげで基礎工事も予定通り終わり、

いよいよ鉄骨を組み始め少しずつ新社屋の全容が見えてきました。

正直、基礎工事の時には新社屋は案外小さいのかなぁと思って見ていましたが

鉄骨を組み始めると「でか!」って感じです。これから工程が進むのが楽しみです。

 

今年もラスト1か月になりました。

来年2月にはわが社は創業90周年を迎え、

例年以上にばたばたの師走になると思いますが元気に乗り切ろうと思います。

 

今月も最後まで読んでいただきありがとうございました。

社長コラム 2023年10月号「金沢市経済活動賞」

2023年10月号

10月に入っても30℃近くの日が続いてどうなるのだろうと思っていたら

第一週の後半を境に季節がイッキに秋になってしまいました。

温暖化とはいえ、ちゃんと秋はやってくるのです。

いよいよタリーズのロイヤルミルクティが美味しい季節になって参りました。

今更申し上げるまでもないのですが、私はこの夏の猛暑の間も欠かさず

ホットのロイヤルミルクティを飲み続けていました。

最近、スマホのアプリに入れてある自分のタリーズカードの中に

店舗別ランキングというのを見つけました。

自分なりにこだわって週末休みの朝はタリーズ!と決めてせっせと通っていたのですが、

私の順位は13位?この店舗別ランキングが来店回数なのか

トータル購入金額なのかわからないのですが・・

少なくともあの金沢入江店で私の上をいっている人が12人いるということです。

この12人が多いのか少ないのかは別にして・・

ここまできたらさらに上を目指してこの冬もせっせとロイヤルミルクティを飲むことにしよう。

 

今月10日に金沢市から令和5年度 金沢市経済活動賞をいただきました。

大変栄誉なことで本当に感謝の気持ちでいっぱいです。

当初、金沢市産業政策課さんのほうから内示のお知らせをいただいたときに

一瞬、誰の話?って感じでピンとこなかったのですが・・

いろいろお話をお聞きするにつれ、事の重大さを実感してきました。

私でいいのかなぁというのが率直な気持ちでした。

そもそもこの金沢市経済活動賞は

「金沢市の商工業、観光等の分野で他の模範となる活動を行い、

地域経済の振興及び発展に貢献している中堅経済人と、

永年にわたり地道に活動をしている方を顕彰するため、平成13年度に創設」となっていました。

昨年までに60名の方々が受賞されているそうです。

過去の受賞者の中には金沢を代表する立派な経済人がたくさん並んでおられ、

その方々の貢献に比べれば私などはまだまだ足元にも及びません。

今年度の受賞者は私を含めて3名、ひとりは私の長年の友人である日栄商事の中村哲郎社長、

もうひとりは石川トヨタの架谷洋司社長です。

特に中村哲郎社長とは学生時代からの長い長いお付き合いで、

子供たちも同年代、父親同士も同い年で

残念ながら父上の外志郎さんはお亡くなりになられていますが、

今でも中村家と小池田家は切っても切れない関係であります。

その中村哲郎社長と今回一緒にこの経済活動賞を受賞できたことは二重の喜びでもありました。

 

受賞式が始まる前までは、中村哲郎社長と架谷洋司社長と

控室で結構リラックスして雑談していましたが、

いざ受賞式になり、金沢市文化ホールの大ホールに入った瞬間に空気は一変しました。

ぴーんと張りつめた雰囲気の中、壇上には村山卓金沢市長や高誠金沢市議会議長、

そして山田・新保両副市長が座っておられ、さらに会場には受賞者の関係者を含め、

たくさんの方々がこの受賞式に参列されていました。

あの光景を見て改めてこの経済活動賞の重みを認識しました。

そして檀上で村山市長から直接、経済活動賞の賞状と正賞(楯)をいただきました。

正直あんなにでかい賞状をいただいたのは生まれて初めてでした。

おまけにその賞状は和紙(・・たぶん金沢の二俣和紙?)にすべて手書きで書かれていました。

びっくりです!あの賞状じたいにも価値があるのです。

今回は文化活動賞・スポーツ文化活動賞の受賞式も同時に執り行われたのですが、

それぞれの受賞者もごくわずかの方々でした。

 

そもそも今回の経済活動賞の受賞は私の功績ではなく、

私のベースである我が北都鉄工のみんなが頑張っていい仕事をして、

世の中に少しはお役に立てていることが評価されたのだと思っています。

たまたま私はそこの社長をやらせてもらって、経済活動をおこなっているだけなのです。

今回の賞状は社員や家族を含めた北都鉄工に関わる全員にいただいたものです。

今回の受賞を励みにこれからも全社員と一緒になって、なお一層精進して

本当の意味でお客さまに喜んでいただける仕事をしていきます。

そしてそのことがまた地域や世の中のためになると信じています。

これからもどうか宜しくお願いします。感謝!

 

・・本来なら今月はここで締めたいところなのですが、

やはり阪神タイガースを書かなければいけません。

この原稿を書いているときにちょうどCSで広島に3タテを食らわせて

日本シリーズ進出が決定しました。

阪神タイガースのセ・リーグ優勝決定から1か月近く間が空いて

その間、ラグビーワールドカップやアジア大会の熱戦が繰り広げられ、

何となく間延びした感があり、阪神タイガースは大丈夫だろうかと心配しておりました。

しかしその不安はあの広島とのCSの戦いぶりを観て完全に払しょくされました。

とにかく今年の阪神タイガースはめちゃめちゃ強い!あの勝ちっぷりはお見事!

1か月空いてもシーズン中の勢いはまったく衰えていなかったのです。

今年はオリックスとの関西ダービーを制して日本一間違いなし!

これでまた関西の景気はさらに上向くのです。

(余談ですが・・・個人的にはCSそのものに疑問を感じています。

そろそろ考えたほうがいいと思う。そもそも一年を戦ってリーグ優勝したチームが

そのまま日本シリーズへ行くべき!)

 

新社屋建設工事は今月で基礎工事も終わり、来月からいよいよ鉄骨の建て方が始まり

新社屋の全体像が見えてきます。とっても楽しみです。

早いもので今年も残り2か月ちょっと、

今年の冬はスーパーエルニーニョで暖冬と言われていますが・・ホントかなぁ。

とにかくそろそろ冬を迎える心構えだけはしようと思います。

 

今月も最後まで読んでいただきありがとうございました。

社長コラム 2023年9月号「Made in ジャパン!」

2023年09月号

「暑さ寒さも彼岸まで・・」今年の夏は異常続きの高温で

ホントにこの暑さはいつまで続くのだろうと思っていましたが、20日過ぎたあたりから

少しずつ気温が下がり始め、ようやく秋の気配が感じられるようになってきました。

先日、能越自動車道 輪島道路の盛大な開通式に出席してきました。

我が社は5年前に三井インターOFFランプ橋を施工させていただき、開通パレードの時にその橋を渡って

一般道に降りました。自分の会社で架けた橋を、開通式でみんなと一緒に渡るのは感無量なのです。

地域のお役に立てたことに喜びを感じ、社員に感謝しつつ

このことが我が社の原動力につながると思っています。

 

ところで皆さんは、長野県に竹内製作所という会社があることをご存じでしょうか?

長野市内からクルマで30kmほど、南へ下がった坂城町というところにあります。

この会社は油圧ショベルやミニショベルを製造する建機(建設機械)メーカーで

従業員1,100名、売上1,800億円、経常利益213億円、東証プライム市場上場の超優良企業です。

一般的に建機というとコマツさんや日立建機さんといった

大型のショベルカーをつくる会社をイメージするのですが

この竹内製作所さんはそれらの会社とは一線を画し、小型の建機に特化して

設計開発から製造・販売までおこなう完成品メーカーです。

先日、石川県鉄工機電協会 広報情報委員会の研修視察でこの竹内製作所さんを訪問してきました。

当日は当委員会メンバーの中に、竹内製作所さんの大事なサプライヤーも含まれていたこともあり

竹内敏也社長さんや渡辺孝彦管理購買部長さんという、我々が普段なかなかお会いできない

お二人にまでご登場いただき、直接お話をお聴きする機会をいただきました。

失礼ながら私は今回お伺いするまで、この竹内製作所さんが長野のどこにあってどんな会社なのか、

ほとんど知りませんでした。実は私は県内でこの竹内製作所さん製のミニショベルカーを見たことがありません。

それもそのはずで、現在石川県内に竹内製作所さん製の建機は数台?4~5台?しか

稼働していないそうです。そもそも竹内製作所さんは国内に市場を求めておらず、

なんと99.5%を海外に輸出されているそうです。

今回、竹内社長さんのお話をお聴きして正直驚きの連続でした。

「海外メーカーより高くても頑丈で壊れないいいものをつくる。」

「カタログには載っていない部分にこだわって、使った人にしかわからない良さを感じてもらう。」

「そのために自分たちの目の届くところでモノづくりをする、あくまで国産にこだわる!」

と、おっしゃるのです。実際、ほとんどの輸出される製品は、完成品に近い状態で輸出され

現地には最終工程のみを行う工場と、その販売拠点しかないそうです。

それで年間30,000台を出荷しているのです。

そもそも長野県には港がないので、200km離れた静岡の清水港から輸出しており

さらに今年、年間生産能力10,000台の新工場を本社から15km離れた長野県内に完成させたそうです。

創業以来、国産にこだわり、地元長野に貢献して、お客様に喜んでいただける建機を作り続ける

竹内製作所さんには完全に脱帽でした。

東証プライム市場上場の会社が、ここまでこだわってモノづくりをやるのかと感激して帰ってきました。

もちろん工場も見せていただきましたが、言うまでもなく

整然とすきまなく製品が並びスムーズにラインが流れていました。

わが社もモノづくりにはこだわっているのですが、竹内製作所さんの足元にも及びません。

竹内社長さんのお考えや、会社運営について見習うべきところがたくさんあったことは

今回の研修視察の大きな収穫だったと思います。

わが社でも1台、竹内製作所さんのミニシャベルを買って使ってみたいと思いましたが・・

具体的な使い道が思い浮かばず、多分うちの管理本部は首を縦に振らないと思う。

ちなみの竹内製作所さんのコーポレートカラーは「赤と白」です。

そう!日の丸の「赤と白」だそうです。あくまで「Made in ジャパン」なのです。

 

今月、経歴の違うお二人の講演を聴く機会がありました。

お一人はわが社のユニフォーム(作業服)で大変お世話になっている

お隣、福井県にあるユニフォームネクストの横井康孝社長さん

もうお一人は全国大学ラグビーフットボール選手権大会で、史上初の9連覇を達成した

帝京大学ラグビー部前監督の岩出雅之さんです。

横井社長さんは「いつもお客様の立場になって考える!既存のお客様を大切にする。」

「社員みんなで努力して成長していく。誰ひとり置いていかない!」

「社員の積極性を引き出すために簡単で大事なことを徹底する。」

そんな企業文化を構築するために結局、行く着くところは「人づくり!」だとおっしゃっていました。

横井社長さんにお会いしたのは今回で3回目、会社へは2度お伺いしました。

決してユニフォームネクストさんの宣伝するつもりはないのですが

是非皆さん一度このユニフォームネクストさんと接点を持たれることをお勧めします。

横井社長さんがおっしゃっていることを、社員の皆さんおひとりおひとりが見事に実践され

最高の笑顔で働いておられます。

もうお一人の岩出前監督は、当初9連覇するためにどんな厳しい練習やトレーニングを積んで

どんな戦術で闘ったのかと言うお話を想像していたのですが、そんなお話は一切ありませんでした。

強いチームを作るには

「自分たちでしっかり考えて、DXの時代になっても人にしかできないことは人がやる!」

そのためには、「聴く耳を持つ」「笑うことが大事だ」「お金で買えないわくわくドキドキを持て」・・

結局「ラグビーを通じて人づくり人間づくり」をしているのだとおっしゃっていました。

もちろん9連覇は日々の厳しい練習の積み重ねの賜物なのですが、

そのベースに「人づくり」があるからこそ、本当に強いチームができるのだと思いました。

お気づきの通り、お二人の共通点はまさに「人づくり」なのです。

言葉で言うのは簡単なのですが、大変難しいテーマ!ある意味、永遠のテーマかもしれません。

私が今やっていることは、このお二人にはまだまだ及びませんが

お二人が講演で話されたことをしっかり胸に刻んで、日々仕事にあたりたいと思います。

 

気が付いたら今年もあと3か月ちょっととなりました。

先日の日経新聞に12~2月、気象庁予報「東・西日本、暖冬に」「日本海側、降雪量少なく」

という記事が載っていました。

今冬は南米ペルー沖の海面水温が上昇する「エルニーニョ現象」や

偏西風の蛇行で暖冬傾向になる!と書いてありました。ほんとかなぁ???

10月は穏やかな天候が続くことを期待します。

来月は阪神日本一、ラグビーワールドカップ日本決勝トーナメント進出・・・楽しみです。

今月は長くなりましたが最後まで読んでいただきありがとうございました。

社長コラム 2023年8月号「こだわりのドイツパン職人」

2023年08月号

とにかく今年の夏は暑かった!(・・いや!まだ夏は終わっていない。)

当初はエルニーニョ現象が発生して今年の夏は冷夏とか言うてませんでしたっけ?

どこが冷夏なんだぁ!!と怒ってみても仕方がないくらい暑い毎日なのです。

石川県も熱中症警戒アラートが発令しっぱなし。

おまけにお盆休み真っ只中に台風7号が近畿地方を縦断するし、ゲリラ豪雨はくるし、

線状降水帯が全国各地で発生するし・・

こんな状況を目の当たりにすると

本気で地球温暖化をくい止めないと世界は大変なことになるのだと実感します。

とにかく立秋を過ぎてもまだまだ暑い日が続いています。

 

今月もいろいろありすぎて、何を書こうか迷いながらパソコンと向きあっています。

そんな中で今月12日に、長年続いている鉄工関係の懇談会?懇親会?にうちの相談役に代わって

会員として初めて出席しました。(・・厳密には過去に代理で3~4回出席した記憶があります。)

その名も「鉄工十二日会」。

たぶん私の祖父の時代から続いている県内でも稀な超長寿の会です。

もちろん代替わりもして現在会員数は30名ほどで、40代~80代の幅広い年齢層の会員で構成されています。

毎月例外なく12日に開催され、幹事は持ち回りで、

毎回幹事が講師をお呼びし、講演を聴いたのち懇親会という至ってシンプルな設えです。

 

今月はお盆休みのど真ん中でいつもより出席者数が少なかったそうですが、

今回登場した講師の方のお話に思わず聴き入ってしまい、

途中から「はぁ~この人、いったい何者?」状態でした。

ご本人の了解を得たので実名で書かせていただきますが・・

能美市の松が岡で「ブロートルーフ」というパン屋さんを開き、ひとりでドイツパンを焼いて販売している

池見藍さんという素敵な女性の方です。年齢はお聞きして驚いたのですが・・うちの長男の2つ上。

金沢大学を卒業して県内の陶器メーカーで勤務したのち、単身ドイツに渡り修行して、地元に戻り

松が岡で自分のお店を建て、ドイツパン専門店を開いたそうです。

この池見さん、何が凄いかというと妥協を許さないこだわりとその行動力、そして突破力。

当初からフランスパンではなくドイツパン!

それもオーガニック(化学肥料や合成農薬を使わないもの・・)にこだわり、

誰が何と言おうとその路線を曲げず、仕入先の業者さんや同業のパン職人さんから反対されても、

最高のオーガニックのドイツパンを焼きたかったそうです。

お店の場所を決め、焼き窯をはじめいろいろな器材、そして食材に至るまですべてひとりで調達し

さらに開店してからドイツの良さを広めるために、わざわざ東京のドイツ大使館まで出向き

自分がドイツで感銘を受けたことを話しに行ったそうです。まさにドイツ愛(藍)!

私もこれまでいろいろな方にお会いしましたが、30代前半の女性がここまでやるか!!と感じました。

我が社もお客様に喜んでいただける製品づくりにこだわって仕事をしていますが、

池見さんのこだわりには正直脱帽でした。おそらくこれから地域にも貢献し、

もっと大きなフィールドで活躍されるものと期待しています。

後日、お店に出向き「レーズンティンケル」「プレッツェル」などを買わせていただき、家族で食べました。

今月は決して池見さんのお店の紹介をしているわけではないのですが・・

言わずもがなで気持ちがこもったとっても美味しいパンでした。

この話に興味のある方は是非一度お店に足を運んでみてください。冬はシュトーレンです。

 

夏と言えば、甲子園!

今年は慶応義塾の活躍に全国の高校野球ファンは釘付けになったのではないでしょうか?

私も昔は高校球児の端くれ。

高校野球といえば汗まみれ泥まみれになって白球を追い、

お世辞にもスマートでかっこいいスポーツではないと思っていました。

しかし慶応義塾の選手を見ているとそんなイメージとはほど遠く、長髪イケメン爽やかな笑顔、

それでいて速い球を投げよく打ち守備もいい!

色黒の湘南ボーイ(・・これは死語?)がそのままユニホームを着て甲子園で勝ち上がっていった印象です。

(・・これはあくまで私個人の意見です)

もちろん我々の知らないところで、血のにじむような練習を重ね、

激戦区神奈川を勝ち抜き甲子園出場を果たし、そのままの勢いで全国の強豪校を倒して、

最後は仙台育英の2連覇を阻んで107年ぶりの優勝です。

おそらく全国の慶応OBは大騒ぎになっていると思います。(・・もちろん私は違います)

優勝インタビューで慶應義塾の森林監督は

「高校野球の新たな可能性や多様性を何とか示せればと思って日本一を目指した!」とおっしゃっていました。

正直凄いなぁと思って聞いていました。

長い間、大事に受け継がれた伝統を守りつつ、その時代に合ったやり方で強いチームを作る。

まさに不易流行なのです。今回の慶應義塾の活躍に刺激され、

また新しいおもしろいチームが出てくることを期待したいと思います。それにしてもこの森林監督、

慶應義塾幼稚舎3年のクラス担任と野球部の監督を兼務してるって凄くないですか!!

 

甲子園といえば阪神タイガース!

毎年この時期「死のロード」に出て負け越すのが定番だったのですが・・

今年はどんどん勝ち星を重ねついにマジックナンバー24(8月23日現在)。

夢にまで見た岡田監督の胴上げが来月には見られると思います。

デッドボールや故障で戦力ダウンしているのに何でここまで強いのかよくわからないままの優勝となりますが、

とにかくこれでまた関西の景気が上向くこと間違いなし!

 

9月になるともう少し気温が下がり、秋の気配が感じられることを期待して

夏の終わりを待ちたいと思います。今月も最後まで読んでいただきありがとうございました。

 

社長コラム 2023年7月号「ONE TEAM(ワンチーム)」

2023年07月号

あのラグビーワールドカップ日本開催からもう4年が経ちました。

私のようなラグビー門外漢でも日本チームがプールAを首位で突破して、

決勝トーナメントに進出したことは今でも記憶に残っています。

リーチマイケル・堀江・松島・稲垣・田中・・と、あのキャラ立ちした選手たちの活躍は、

ラグビーファン以外にも興奮と感動を与えてくれました。

今年はラグビーワールドカップフランス大会が開催されます。

さらにバージョンアップした日本チームを期待したいと思います。

 

その2019年の日本代表のスローガン「ONE TEAM」がその年の流行語大賞に選ばれ、

さらに日本ラグビー協会によって、そのロゴが商標登録出願されていたそうです。

その後、この「ONE TEAM」という言葉がいろいろな場面で使われるようになりました。

ラグビーはひとりが優秀でも絶対に勝てない!

日本チームキャプテンのリーチマイケルは

「ONE  TEAMといっても一夜にしてできるものではない。」といい、

当時、スポーツジャーナリストも

「ONE TEAMの完成に至る道は山あり谷ありであった。

平坦な道を選ばなかった選手やスタッフが誇り高きチームを作り、歴史を変えたのである。」と述べています。

個人的にはこの「・・平坦な道を選ばなかった選手やスタッフ・・」というのが核心だと思っています。

低い壁を選ばず、あえて高い壁に挑戦する。

そしてチーム全員で力を合わせて難問に立ち向かいそれをやりきる!

結果、強固なチームが形成される。なかなかできることではありません。

 

我々の企業活動に当てはめて「ONE  TEAM」とは何か?

組織の一体感が強い状態、強いチームワーク、団結力・・

さらに「ONE TEAM」になるためには、「魅力的な目的」が必要だと言われています。

我が社にとっての「魅力的な目的」とは?

いい環境で、いい待遇で、いい仲間と、いい仕事をすることは大事な目的だと思いますが、

やはり私は「大切なお客様に喜んでいただける仕事をすること」が

我が社にとっての「魅力的な目的」「みんなで目指す目標」だと思います。

 

若い社員や女性社員も少しずつ増えてきました。

時代とともに、それぞれの世代での考え方も仕事の取り組み方もどんどん変わっていきます。

当然、世代間のギャップや軋轢もあると思います。

それでも、その難問をみんなで乗り越えて

これからも「大切なお客様に喜んでいただける仕事をする!」という

「魅力的な目的」「高い壁」に全社員で挑み続けなければいけないのです。

そしてその結果、強固な「ONE TEAM」・最強の「チーム北都」が形成されるのです。

今月はいささか硬い話でスタートしましたが、

我が社も新しい期に入りましたので、私の思いの一端を書かせていただきました。

 

 

 

ところで「ONE TEAM」といえば・・

今、我が社のまわりで1年限定の「ONE TEAM」が結成され、大きなの目標に向かってスタートを切りました。

新社屋建設工事のプロジェクトチームであります。

既に厚生棟リノベーション工事は完成して、事前準備工事が6月からはじまっており、

7月12日には我が社の役員や建設に関わる会社の方々と地鎮祭を執り行いました。

このことは、地元紙や業界紙にも取り上げていただき、たくさんの方々からお声をかけていただきました。

新社屋建設工事は、設計監理を五井建築研究所さん、施工を髙田組さんにお願いして、

さらに米沢電気工事さん、日栄商事さん、金太さん、総合園芸さんに

それぞれ専門工事をお願いすることにしました。

これらの会社さんとはそれぞれに深いご縁があり、

これまでいろいろな形でお世話になった会社さんばかりであります。

今回、その皆さんに新社屋建設工事をお願いできたことは、

我が社にとっても個人的にもホントによかったと思っています。

 

そして今回は、単に新社屋を建設することだけでなく、

ものづくりにこだわり、それを生業にしている我が社らしいプロセス、

そして五井建築研究所の喜多社長がおっしゃった

「この新社屋を立派な作品として仕上げたい!」という「魅力的な目的」のために

施工者と施主の壁を取っ払って「ONE TEAM」を結成して完成を目指します。

言葉で言うのは簡単なのですが、これから1年間いろいろな難問が待ち受けています。

その難問を「魅力的な目的」達成のため、

そして完成を待ち望んでいる我が社の社員や関係者の思いのために、

1つずつ乗り越えていきたいと思います。

工事期間中、社員の皆さんをはじめご来訪者の方々には

ご不自由やご迷惑をお掛けすると思いますが、どうかご理解とご協力をお願いします。

 

 

 

7月に入っても大谷翔平の勢いは止まらず、

さらに我らが阪神タイガースもなんとか首位をキープしております。

このままのペースでこの夏を乗り切れば、

大谷翔平のホームラン王とタイガース優勝が現実味を帯びてきます。

まあ、大谷翔平についてはホームラン王だけにとどまらない・・と思いますが。

そんなことを楽しみにしながらこれから迎える夏本番を乗り切っていきたいと思います。

 

今月で社長コラムを書き始めてちょうど2年が経ちました。

内容はまだまだ納得できるものではないのですが、

これからも一生懸命書き続けますのでどうぞ宜しくお願いします。

今月も最後まで読んでいただきありがとうございました。

 

社長コラム 2023年6月号「思えば遠くへ来たもんだ・・」

2023年06月号

皆さんはこの曲を知っていますか?

あの武田鉄矢率いる海援隊が1980年に発表した曲で、映画の主題歌にもなりました。

私が19歳の時です。

1980年(昭和55年)。この年にまだ生まれていない社員が半分以上いる?

「思えば歳を取ったもんだ・・」まあそんなことはどうでもいいのですが・・。

 

私が平成17年(2005年)から、

毎年ほぼ欠かさずご挨拶にお伺いする大切なお客さまが、

青森県の下北半島突端にある大間町にいらっしゃいます。

途中、東日本大震災やコロナで何度かお邪魔できなかった時期もあったのですが、

通い始めてもう18年が経ちました。

仕事の関係上、ここでは具体的にお客さまの会社名はあげられませんが、

振り返ってみると我ながらホントによく通っています。

念のため申し上げておきますが、決して「大間のまぐろ」を食べるために通っているわけではありません。

一番はじめにお伺いした18年前はまだ寝台特急「日本海」が走っていて、

金沢駅から前日の夜にそれに乗り、翌朝青森駅に着いて、

駅前のサウナで着替えて、そこからレンタカーで大間まで延々4時間!!

そのころはまだ高速道路や自動車専用道路も短い区間しかなく、ひたすら一般道を走っていました。

それから年が経つにつれ、東北新幹線が盛岡以北まで順次開業して、

今では青函トンネルを越え新函館北斗まで伸びました。

さらに北陸新幹線も金沢まで開業して、

現在は金沢駅から最寄りの七戸十和田駅まで最短乗り継ぎで4時間半、

そこからレンタカーで途中のむつ市まで1時間強、さらに大間町まで1時間、

以前に比べればホントに近くなりました。

現在は、下北縦貫道が北に伸びているのでさらに近いです。

ちなみに飛行機を使う手もあるのですが、

乗り継ぎや青森空港・三沢空港からの移動を考えると、新幹線のほうが便利で速い!

くどくど大間までの移動の話をしましたが・・

実際の移動距離は全部あわせると1,200kmくらいあります。

まあ、何でそこまでして毎年通っているかという話は今回は置いておいて、

毎回思うことはとにかく日本が広いということ。

訪れた人は「思えば遠くへ来たもんだ・・」を口ずさみたくなること間違いなし。

金沢とは気候も風土もまったく違います。

今更言うまでもないのですが、下北半島は金沢より北東に位置している為、

この時期、陽が長いのです。朝3時半くらいから明るくなります。

初めてむつに泊まったときはホントにびっくりしました。

ほたても美味しいし、恐山もそびえ、

本州最北端の大間崎には元気で底抜けに明るい店員さんがいる大間観光土産センターもあります。

皆さんも是非、ご自身で訪れてあの下北の風土を味わってみてください。

なんか今月は下北のPR旅行記になっているようですが、

毎年大間には仕事で行っていることだけは信じてください。

 

今月うちの東山本部長とその大間へ行って参りました。

実はむつ市内にも大切なお客さまがいらっしゃって、毎年うちの別の社員がお邪魔しています。

石川県の企業で毎年、下北半島へ出向いているのは我が社ぐらいでしょうか?

仕事の進捗状況を考えると最低でもあと7年くらいは通わなければいけないと思っています。

毎年おんなじ行程で大間を往復しているのですが、

ある時期から年々体がしんどくなっていることに気づかされます。

7年後は私も70歳手前??

そのころ自分がどうなっているのかまったく想像も付きませんが、

とにかく毎年、元気で大間へ通えることを、自分の健康バロメーターの一つにしていきたいと思います。

一度、真冬に氷点下の大間へ行って、大荒れの津軽海峡を見てみたいのですが・・

さすがに踏み込む勇気はありません。

 

先月、着工した厚生棟リノベーション工事はもうすぐすべて完成します。

すでに完成したロッカールームとシャワー室、トイレは先行使用していて、

残すは食堂部分です。

来月から中断していた全社朝礼がここでできることを楽しみにしています。

そして何よりも工場勤務の皆さんが快適な施設を使うことによって、

さらにいい製品づくりができることを願っています。

 

そして、いよいよ北都リニューアルプロジェクトのメインである

事務所棟新築工事に取り掛かりました。

今月より、現在の事務所棟の前庭や車庫、給油設備の撤去工事が始まりました。

このコラムを書いているときに、ちょうど前庭の木や銅像の仮移設、前庭の解体工事を行っていました。

長い間見慣れた風景がなくなるのは一抹の淋しさがあるのですが、

どんどん変わっていく様子を見ていると「いよいよ始まったぁ!」というわくわく感でいっぱいになります。

これから一年、社員の皆さんやご来訪者の方々には大変ご不便をお掛けしますが

どうかご理解とご協力をお願いいたします。

そして一年後の完成を楽しみにしながら日々の仕事にあたっていきたいと思います。

事務所新築工事の概要や進捗状況については来月以降このコラムでも順次ご紹介していきします。

 

 

我が社は6月決算、今月が一年の締めです。

この一年もいろいろありましたがたくさんの方々にお支えいただき

何とか無事に今期も終われそうです。

改めて感謝するとともに、

来期もお客様に喜んでいただける会社を目指してみんなで頑張っていきます。

 

今月も最後まで読んでいただきありがとうございました。

社長コラム 2023年5月号「”おそるべしタリーズ” のサービス」

2023年05月号

今年のGWはコロナ禍の状況から様変わりして、全国の観光地はどこもかしこも人であふれ、

マスク姿はあるもののコロナ前の状況にほぼ戻った光景でした。

5月8日には感染法上の分類が2類から5類に引き下げられ、

対応は個人の判断に委ねられているものの経済活動はさらに活発になると思います。

ほんとにいいことです!

 

そんなことを思いながらGW後半の5月5日午後、自宅で家族とのんびり過ごしておりましたら

14時42分になんの前触れもなくいきなりスマホの緊急地震速報がけたたましく鳴って、

そのあと我が家もぐらぐら~と揺れました。

そんなに長い時間ではなかったので比較的冷静に対応していましたが、

ご承知の通り、能登半島先端の珠洲市で震度6強の地震が発生したのです。

金沢市内や会社のある白山市内は震源地から100km以上離れているので、

我が家も含め社員やそのご家族には特に被害はなかったのですが、

珠洲市内は大きな余震も続き大変な状況になっております。

被災された方々には心よりお見舞い申し上げますとともに一日でも早い復旧を祈るばかりです。

身近で大きな地震が起こると、やはり日頃からの備えや防災に対する意識の重要性を痛感させられます。

我が社もLINEやグループウエアでの安全確認の連絡網は整備されてはいるものの、

すべての社員がこれを活用しているかというといささか疑問符が付きます。

今回の地震を機にそれぞれの防災意識をさらに高めることが、

少しでも被害を小さくすることに繋がると信じています。

地震直後から県外の仲間や知人の皆さんからお見舞いやご心配のメールをいただき、

ホントにありがたいなぁと改めて感謝の気持ちでいっぱいでした。

 

少し話題を変えます。

 

私がタリーズのロイヤルミルクティを週末に飲み続けていることは、

今更申し上げることではないのですが・・。

先月末、とある会合で

「抽選会をするのでなにかおもしろいものを景品に出していただけませんか?」

という依頼があったので、

私がこよなく愛している「タリーズのロイヤルミルクティを飲んで頂こう!」

とタリーズカード(プリペイドカード)に課金をして景品に出すことにしました。

そこで早速、週末に私の本拠地タリーズ金沢入江店に出向き、

タリーズカードを購入しようと思ったら、

そこに期間限定のお洒落なコラボタンブラーがあることに気づき、男性店員さんに尋ねたら

「すいません!うちにはもう在庫が無くて名古屋か七尾のお店にあるかもしれないので確認します。

しばらくお時間いただけませんか?」と言われました。

そして改めて半日後に訪れて確認したら

「七尾店に一つありましたのでそれを手配していいですか?」と言われたので

「あ~よかった!手配お願いします!」と答えた次の返答が

「そうですか!わかりました!じゃあ私があとで七尾店まで取りに行ってきますので遅くても明日の朝にはお渡しできます。

それでよろしいですか?」でした。

こっちは呆気に取られ、「えっ!あなたが直接、七尾まで取りに行ってくれるのですか?それも今日中に?」と聞き返したら

「七尾は近いですしお客様に買っていただけるなら、行くことにはまったく問題ありません。」

と言うのです。

さすがにびっくりしましたが「そんな面倒かけるならいらないわ。」とも言えずお願いすることにしました。

ちなみにそのタンブラーは税込みで3,300円です。

3,300円の商品をお客様のために往復2時間以上かけて自分で七尾まで取りに行く!

この対応には正直感激しました。

前々から、タリーズ金沢入江店には心優しい店員さんがたくさんいらっしゃって

毎週心地よさを感じながらロイヤルミルクティを飲んでいるのですが、

今回の対応には最大限の賞賛をしたいと思います。

我が社に置き換えたときにうちの社員が個人の判断でここまでの対応ができるだろうか?

私個人もこんな対応ができるのだろうか?と自問自答しながら翌日、改めてお店を訪れました。

何人か顔見知りの女性店員さんや店長さん(・・今回初めて、ご挨拶させてもらったのですがこの方も女性!)が、

にこにこ笑って「お待ちしてました!タンブラーご用意できてますよ。どんな包装しましょうか?ラッピングもできますよ!」

と迎えてくれました。

私は迷わず「タリーズカードも一緒に入れてラッピングお願いします。」と言いました。

その日は七尾を往復してくれた若い男性店員さんは不在でしたが、

よくよく聞くと彼は副店長兼エリアマネージャーだそうで・・

ご自分の判断で動いたのだと思いますが、その判断こそが究極の顧客満足!

本当の意味でお客さまに喜んでいただける仕事をしていると思います。

まさに我が社のお手本なのです。

長々と書きましたが、ますますタリーズファンになったことは言うまでもありません。

これからもせっせとタリーズ金沢入江店へ通って、

ロイヤルミルクティファンを増やしたいと思います。

 

余談ですが一昨年から キリン一番搾り 糖質ゼロ を毎晩飲み続けて、

本来なら体重が落ちなければいけないのですが・・どうも減らない?

その原因はもしかして毎週、甘いロイヤルミルクティを飲み続けているからではないか

と思い始めています。でもやめられない・・。

 

今年も会社の前庭の巨大つつじが綺麗に咲きました。

来年はここに新事務所が建設されるので今年が見納めです。

造園会社の会長さんにご相談をして移設も考えたのですが・・どうも無理なようで残念です。

もう一か所の巨大つつじはそのまま残しますので、

来年以降はそちらを皆さんに観ていただこうと思っています。

今月は県内外で地震があり何となく気持ちが鈍よりしているのですが、

来月は我が社の期末、被災地の復旧を祈りつつ気持ちを切り替え前向きに頑張ろうと思います。

 

・・今回は店長さんのご了解も得て実店名で書かせていただきました。

最後まで読んでいただきありがとうございました。

社長コラム 2023年4月号「白山事業所リニューアルプロジェクト本格始動!」

2023年04月号

春が来たぁ!今年は桜の開花が例年より早く、入学式のころにはもう桜が散り始めていました。

新年度に入りそれぞれが新しい気持ちでスタートを切り、

周りの環境の変化に戸惑いながらも頑張っている姿はなかなか新鮮でこちらも元気になります。

我が社も4人の新入社員を迎え4月3日に入社式を行い、全体研修を終えてすでに各職場で実務研修に入っています。

今年の4人もそれぞれ個性豊かでこの先が楽しみです。

おもしろい会社には自然とおもしろい人が集まる!そして強いチームができる!

これからも世の中に役立つおもしろい会社を目指して、たくさんのおもしろい人たちに出会いたいと思います。

(・・決してお笑いの会社を目指しているわけではない!)

 

 

 

今年の新入社員歓迎会も最初は新入社員4人とも緊張していましたが・・

最後は和気あいあいというか本性が現れるというか毎年の光景なんですが、先輩社員も入り乱れなかなかおもしろかったです。

やっぱりみんなが集うということはいいことなのです。

 

 

 

今月は4年に一度の統一地方選挙が執り行われました。

私も少なからず選挙運動に関わり、選挙の大切さを社員やまわりの人たちに訴えてきたのですが、

とにかく金沢市の投票率の低さには閉口しています。

金沢市の投票率は県議選が38.5%、市議選が35.8%!

金沢市民の3人に2人は投票へ行っていないのです。この原因は何なのか?

戦後、日本各地で自由な民主主義を求める声が高まり、先人達の努力のもと困難な道のりを経て

1945年ようやく20歳以上のすべての国民に選挙権が与えられ今日に至っているのです。

今、我々が平和に暮らせているのは我が国がその選挙権のもと国民ひとりひとりの声が反映される民主主義国家だからなのです。

どうもその根幹を忘れ普通に暮らせていることが当たり前になり、大切な選挙権を放棄し、

自由をはき違えてSNS等で好き勝手なことを投稿する、それが世論になる?

もちろん今の政治や政治家に問題がないとは言いませんが、これからも「自分の1票があるから平和に暮せているのだ!」と思って

皆さんも投票所へ足を運んでほしいのです。

ただ石川県は一昨年から選挙・選挙・選挙・・で、さすがに石川県民の選挙疲れは否定できません。

私も個人的にはしばらく選挙は遠慮したいのですが・・。

 

 

 

計画から5年、コロナやいろいろあっていよいよと言うかやっとの思いで「白山事業所リニューアルプロジェクト」が本格着工しました。

以前にもお話しましたがこの「白山事業所リニューアルプロジェクト」には大きく2つの事業があります。

ひとつは厚生棟(食堂棟)の全面リノベーション、もうひとつは事務所棟の新築です。

まず厚生棟全面リノベーション工事に着手しました。

工事着工にあたり、3月22日に方除けの大社 京都の城南宮さんへ方除け安全祈願のお参りにお伺いし、

4月6日には今度は地元 若宮八幡宮の宮司さんにおいでいただき、施工をお願いした高田組の皆さんと一緒に地鎮祭を執り行いました。

皆さんと工事の安全・無事竣工を祈って工事がスタートしました。

厚生棟リノベーション工事は6月末完成予定で現在、旧ロッカールーム・浴室・トイレ・手洗い部分の解体工事が終わりこれから内装工事に取り掛かります。

これが終われば続いて食堂部分の工事に移ります。

うちの相談役からは「毎日、工場でみんな頑張くれているのだからいいのにしてやってくれや!」と言われていることもあり、

内装や椅子机など・・すべてのものが今までとはまったく違うイメージの設計になっており完成が楽しみです。

製造部のみんなにも喜んでもらえると思っております。

そしてこの工事が完成すればいよいよ事務所棟の新築工事に着手します。

今後このコラムの中でも随時、工事内容や進捗状況をお伝えしたいと思っています。

完成まではご来訪の皆さんや社員のみんなには相当ご不自由をおかけすると思いますが、ご理解とご協力をお願い致します。

これから我々の新しいお城を施工会社の皆さんと一緒になって、楽しみながら作り上げるのです。

そして完成した暁には、新しいお城でさらにお客さまに喜んでいただけるいい仕事をするのです。

完成までにはまだ相当時間がかかりますが、今から完成が待ち遠しいです。

 

 

 

3月のWBCの余韻を引きずったまま日本のプロ野球やメジャーリーグが開幕しました。

大谷翔平・ダルビッシュ・ヌートバー・吉田・菊池・・・例年以上にメジャーリーグから目が離せません。

メジャーリーグの試合を観たあとにプロ野球の試合を観ると、今まで以上に物足りなさを感じます。何が物足りないのか?

上手く言えませんが・・スケール感!迫力!スピード感!プロ野球も相当高いレベルでやっているのですがまだまだ及びません。

プロ野球選手がメジャーリーグでやりたいと思う気持ちもよくわかるのですが・・

本来はプロ野球もメジャーリーグのいいところを見習って、さらにレベルアップをはかりもっともっと魅力あるものにしていかなければ

いけないのです。

プロ野球がメジャーリーグの3Aになっては絶対ダメなのです。

それにしてもプロ野球の試合でのあの鳴り物や大合唱の応援は何とかならないのかと思うのは私だけだろうか?

日本の文化、国民性と言ってしまえばそれまでなのですが、もう少し静かして純粋に野球観戦を楽しんだらどうでしょう!

まあ、確かに球場へ行って、生ビール飲んでみんなと大騒ぎしながら野球観戦するのは最高の醍醐味なんですが・・。

今年の虎はスタートダッシュよろしく首位戦線で頑張っています。今年こそは・・ゆ・う・し・ょ・う!

 

 

 

今月は我ながら硬い内容になってしまい書き終えてから反省しております。

GWで少し頭を柔らかくして来月はもう少しおもしろいコラムを書こうと思います。

 

 

 

今月も最後まで読んでいただきありがとうございました。

社長コラム 2023年3月号「白寿の秘書室長」

2023年03月号

今年はすでに春本番です。

「二十四節気」で真冬の大寒から立春→雨水→啓蟄→春分と

暦の上でも一歩ずつ春が近づいてくるのです。

 

 

 

この二十四節気、日ごろはあんまり気にしていないのですが

冬から春にかけてのこの時期だけは春が待ち遠しいので意識して暦を見ています。

今年の金沢の冬は雪の量はびっくりするほどではなかったのですがホントに寒かったです。

国道8号線は何度もスケートリンクになっていました。

その冬もいつの間にか終わり、例年通りトップを切って

美川の河津桜が満開になりさらに今年は3月の気温が高く、

金沢でもソメイヨシノが咲き始めています。「春がきた~~!」

 

 

 

今月は会社の内諾も得てこのことを書かせてもらおうと思います。

我が社も私個人も大変お世話になっている澁谷工業さんにすごい方が

今も普通に働いていらっしゃいます。

開 甲子久(ひらき かしく)さんという女性の方です。

お生まれは1924年(大正13年)3月!

女性の年齢を公表するのは大変失礼なのですが、御年99歳!

めでたく今月「白寿」を迎えられました。本当にすばらしいことであります。

現在、澁谷工業さんの秘書室に毎日出社され、若い方々と一緒になって

決済業務を含めた秘書室業務を普通にこなされています。

 

澁谷工業さんはご存じの通り、ボトリングシステムのトップメーカーで

現在は再生医療にも力を入れ従業員3600人、売上高1000億円の

プライム市場上場の日本を代表する立派な会社であります。

 

開さんは澁谷工業さんの前身である澁谷商店に入社され、

それ以来一貫して経理・総務・秘書室で勤務され、

創業者 澁谷庚子智社長 二代目 澁谷晴爾社長 三代目 澁谷亮治社長 四代目 澁谷弘利社長

そして現在、五代目 澁谷英利社長に仕え、まさに澁谷工業さんの歴史そのものであります。

私が初めてお会いしてからもう25年くらい経ちますがそのころで既に70代、

最初にお会いしたときから高いピンヒールを履かれ

姿勢正しく燐とした面持ちで仕事をされていました。

いつも早足で歩かれレスポンスが早くたくさんの案件をテキパキと片付けるお姿は

年齢を感じさせられませんでした。

「開 甲子久を無くして澁谷工業は語れない!」と言うても過言ではないと思います。

昔は女子社員に対する躾が大変厳しく、

開さんにきちんと仕込まれた女子社員の方々はどこへ嫁いでも恥ずかしくない!

という逸話が残っているくらいです。

私がお伺いすると「小池田社長さん、お元気~~」と、

あの何とも言えない愛くるしい笑顔でいつも迎えていただいています。

 

いつのころからか毎年、開さんのお誕生日にはそのお歳の数だけお菓子をお持ちして

お祝いを申し上げてきました。当然、今年も99個のスイーツをお持ちして

白寿のお祝いに参上しました。

ホントに嬉しそうな笑顔で「嬉しい~どれをいただこうかしら~?」と

乙女のようにはしゃいでいるお姿は到底、白寿には見えません。

私もあのお姿を見て幸せな気持ちになり、

「自分なんかまだまだ若造!しんどいなんて言うてたら、開さんに笑われるわ。」と思い

「来年は100個お持ちしますからこれからも元気に頑張ってくださいね。」と言い残して

席を立ちました。

今年もたくさんの方々から祝福されたのだと思いますが、

それよりも何よりも白寿を迎えた開さんを今でも大事にされている

澁谷工業の皆さんのお気持ちには頭があがりません。

 

一昨年、弘利前社長がお亡くなりになったときはホントに淋しそうで元気もなかったのですが

今は少し元気を取り戻し、これからは光利会長・英利社長が力を合わせて

澁谷工業さんをさらに発展させていく姿を楽しみにしながら長生きされるものと思っています。

来年は何を100個お持ちしようかなぁ。

ちなみにこの「甲子久(かしく)」というお名前、大正13年

「甲子(きのえね)」の年にできた甲子園球場の命名と同じで、

久しく元気に育つようにと名付けられたそうで・・

甲子園の歴史も開 甲子久さんの歴史なのです。改めて・・凄い!!

 

コロナ感染も日に日に落ち着いてきて3月13日からマスク着用も個人の判断になり、

少しずついろいろな場面でマスクを外した素顔が見られるようになってきました。

このままいくと来月の入社式も安心してマスク無しで開催できるのではないかと思っています。

4月から新入社員も加わり社内にはまた新鮮な空気が流れます。

さあ新年度のスタートです。

新たな出会いとご縁を大切にして4月からさらに前向きに頑張っていきます。

 

今回のWBCはホントに見どころ満載で盛り上がりました。

準決勝のメキシコ戦にはしびれましたが、

やはりすべてのめぐり合わせは最後の大谷翔平とトラウトの対決に繋がっていました。

今更ですが・・大谷翔平はただ者ではないのです。

個人的にはヌートバー!これから彼の活躍からも目が離せません。

 

今月も最後まで読んでいただきありがとうございました。

社長コラム 2023年2月号「オフコース」

2023年02月号

昨年の2月は北京冬季オリンピック真っ盛りで、

高梨沙羅選手がスーツ規定違反で失格になって大騒ぎだったのですが・・

あれから早一年が過ぎてしまいました。

高梨沙羅選手はしばし休養を取ったあとワールドカップに復帰して、

今シーズンも元気に世界を転戦しております。

 

コロナ第8波もピークアウトして5月8日から「5類」に引き下げも決まり、

「さあ!今月は何を書こうかなぁ」と思いながら休日、

自宅で社長コラムの原稿を書き出した時に、

たまたまBSフジをつけたら「輝き続けるオフコース」という

2時間番組をやっていて思わず見入ってしまいました。

「オフコース」と聞いて、すぐにピンとくるのはおそらく我々から上の年代?

私の子供たちの年代になるとオフコース?誰?となるのですが・・

1989年2月に解散するまで約20年間、日本の音楽界を代表する音楽バンド!

数々のヒット曲を世に送り出したミュージシャンです。

解散したのちはリードボーカルだった小田和正がソロで音楽活動して

75歳になった今でもあの高い音域で素敵に歌っています。

さすがに小田和正という名前は音楽ファンなら知らない人はいないと思いますが・・

やはり我々の年代はほろ苦い青春時代のオフコース?

あくまで個人的見解であることはお許しいただき・・

私は大学受験、高校卒業のころに聴いた「さよなら」がとても印象深いのです。

あのなんとも言えない切ない歌詞やメロディが、大学受験で

ひとり淋しく泊まった東京のホテルでの夜、高校卒業、同級生との別れの時期に

ぴったりだったような気がします。

念のため申し上げますが・・私は高校卒業時に彼女がいたわけではない・・

まあ!私の昔話はどうでもいいのですが。

この番組で出演者がいろいろコメントした中に

「思春期に聴いた曲は永遠である。そこから時間は止まっている。」

「時代を超えても色あせない!それから40年経ってもそれ以上の曲に出会っていない。」

まったく同感であります。

もちろんそれぞれ好みはあるのですが・・アナログ時代の象徴、

オフコースの素敵な楽曲はデジタルの時代になっても歌い継がれ、

たくさんのアーティストにカバーされています。

是非、若い方々にも聴いてもらいたいと思いますが・・これもわたし的には「不易流行」。

まあ、こんな話をしておきながらうちの両親が

「加山雄三」や「美空ひばり」を聴いて感激しているのを見て

「なんであの曲がいいげんろ?」と思う自分もいるわけで・・

会社もそうですが、時代を超えて受け継がれるということはホントに凄いことなのです。

ちなみに私の中ではもうひとり「竹内まりや」というアーティストがおりまして・・

竹内まりやの話をすると紙面が足りなくなるので今回はやめますが

あの時代、山下達郎と結婚した時は結構ショックでした。

 

2月10日に厚生労働省からマスク着用の考え方について

「令和5年3月13日以降、個人の主体的な選択を尊重し、

着用は個人の判断に委ねることになります。

本人の意思に反してマスクの着脱を強いることがないよう、

個人の主体的な判断が尊重されるよう、ご配慮をお願いします。」

というお知らせが発表されました。

5月8日からの「5類」引き下げに向けての段階的な対応、

脱マスクへの第一歩だと思います。

やっとここまで来たかぁという感じで個人的には大変喜んでおります。

ただ・・これだけ長い間マスク生活を送ってきたわけで、

日本人の国民性から考えてこれが

「さあ!今日からマスクを外すぞ~!」というわけいくのか?

いささか疑問であります。

脱マスクについては賛否両論、個々の見解は大きく異なると思われるので

「・・個人の主体的な判断が尊重されるよう・・」とあるように

おそらく最初はみんなまわりを見ながら・・世の中の空気を見ながら・・

少しずつ外していくみたいな感じになるのでしょうか?

今月、早々と地元の私立高校の卒業式が執り行われ卒業生や教職員が

マスクを外して出席していました。

その模様がマスコミにも取り上げられ、

マスクを外して嬉しそうな卒業生の姿が全国ニュースに流れました。

全員が不安なくマスクを外していたかどうかはわかりませんが、

来月の卒業式シーズンには全国津々浦々であの光景が見られると思います。

私も含めて我が社の脱マスクの方向性についてはまだ議論できていませんが、

とにかく今年はコロナ後を見据えて一歩ずつ進みだしていることだけは間違いありません。

 

今年の冬はクリスマス寒波→年明けの強烈寒波→バレンタイン寒波と

1か月ごとに寒波がやって来て寒い思いをしましたがその冬ももうすぐ終わりです。

3月になると会社近くの美川の河津桜も咲き始めます。

兼六園のソメイヨシノが咲くころにはマスクを外した笑顔が

たくさん見られることを期待して春の訪れを待とうと思います。

春になるとなぜかAKB48の「桜の花びらたち」を思い出すのは私だけでしょうか・・?

 

今月も最後まで読んでいただきありがとうございました。

1 2 3 4 5 6 14
PAGETOP