月刊ほくと新聞Hokuto News Paper

高校生からのプレゼント

2019年11月号

11月13日から15日までの3日間、地元高校の少年2名が職場体験にやってきました。中学生の職場体験を受け入れたことはあったのですが、高校生では今回が初めて。職場体験に期待することも中学生の場合とは違うでしょうから、そこのところを最初にしっかりと話し合いました。その結果、今回のテーマは「まじめにものづくり」。将来を見据え、リアルにものづくりをやってみよう。やりがいを感じられるか、職業選択時の消去法に役立つことになるのか、せっかくの機会だから真剣にやってみようよ、ということで合意に至り、実際にこれから使えるような、数トンクラスの重量物を支えるための架台を図面から製作してもらうことになりました。

2人とも工業系ではないため、図面の見方からスタート。頭の中で形をイメージします。最初は平面図、よくわかりません。続いて立体図、あ、そういうこと。といった感じで少しづつ形がわかってきました。作業工程はこうで~、こんなところに気を付けて~。よし、材料を切ろう、カエリを取って、けがいて、ポンチ打って、穴をあけて、仮付けして、溶接して、歪を取って。言葉にすればこんな感じで簡単に済んじゃうけど、初めての事だし、大変だったよね。無報酬で、がっつり仕事をさせちゃってごめんね。それにしても、しっかり話を聞いて、わからないことは質問してくれて、丁寧につくりこんでくれました。おかげ様で5tウェイトを載せてもびくともしない立派な架台ができました。良い仕事をしていただきました。これからありがたく使わせていただきたいと思います。

これから工場の負荷が高まっていくことになります。北陸の冬に向かいます。焦ります。寒いです。でも ものづくりの会社は良い製品を世の中に送り出してなんぼ。いかなる状況であろうとも、大切なお客様からお引き受けした限り、心を込めて、丁寧に、確実に、自信をもって送り出せる製品をつくりあげる。高校生や中学生達に自慢できる会社であり続けるよう、気持ちを一段と引き締めてまいりたいと思います!!

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