Topics

橋を架けた人・直した人・これから直す人

今回は

1本の橋をめぐる

2人の男の話です。

 

 

 

 

 

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今からさかのぼること20数年前、

HさんYさんという

2人の青年が北都鉄工に同期入社しました。

 

 

 

 

 

 

2人は同じ大学で面識はありましたが

お互いにどこに就職するかは知らず、

会社で顔を合わせたときに

お互いに「何でおるん?」

となったそうです。

 

 

入社後2人とも施工管理の道に進み、

それぞれのキャリアを積んでいきます。

 

 

そして2002年にHさんが担当したのが

石川県輪島市にある「花山橋」という橋でした。

もちろん今でも残っています。

 

 

 

 

しかし当地は地すべりの起こる地域で

かつ2007年3月に「能登半島地震」が発生しました。

輪島市内でも震度6強が観測されるほどの

大きな地震でした。

 

 

その際に、当社で手掛けた「花山橋」は

崩落するようなことはもちろんありませんでしたが、

橋桁(上部構造)と橋台・橋脚(下部構造)とをつなぐ

「支承」という重要な部材の交換や

橋桁の一部切断といった補修が必要でした。

 

支承

 

 

 

その際に

現地に赴く担当者として白羽の矢が立ったのが

偶然にも同期のYさんでした。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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そして時は2021年、

「花山橋」は再度補修を行うこととなりました。

 

 

石川県奥能登土木総合事務所様発注の

「一般国道249号国道改築(防災・安全)工事(花山橋)」です。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

今回現地に監理技術者・現場代理人として赴くのは、

どういった巡りあわせか分かりませんが

花山橋を架けたHさんです。

 

 

今回の工事内容としては「支承」の交換が主になりますが、

支承を撤去する際にベントという仮受構台で橋桁を受けるため、

周囲の小さな変化にも気をつかわなければなりません。

 

 

 

先日、本工事の施工内容や安全対策を確認する

安全審議会という会議が行われました。

会議の場には担当のHさんはもちろんのこと、

現在別の工事を担当しているYさんの姿もありました。

 

 

 

会議後、社長が笑いながら

「花山橋を架けた人と直した人とこれから直す人と一緒に写真撮ったらどうや」

とのことで記念撮影をしました。

どこか照れ臭そうでした。

 

 

 

 

現在「花山橋」は

工事のため通行止めになっており

地元の皆様をはじめ、多くの方に

ご不便をおかけしております。

ゆかりのある担当者が橋をしっかりと補修し、

また渡っていただけるよう

しっかりと施工をしていきます!

 

 

「ご安全に!」

 

 

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