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社長コラム 2022年12月号「感謝の一年」

気が付いたら今年もあと一週間をきりました。

毎月このコラムの締め切りに追われながら仕事をしていると

あっという間に一年が過ぎてしまいます。

おまけに今月は2023年の経営方針の作成もあったのでさらに時間が足りませんでした。

12月のコラムを書くにあたり今年一年のコラムを読み返してみました。

「あ~いろいろあったなぁ!」が正直な感想です。

昨年末のコラムには「10大ニュース」を書きましたが

今年は違った切り口で一年を振り返ってみようと思います。

 

 

 

12月11日の北國新聞に読者が選ぶ「県内10大ニュース募集」という紙面があり

57の候補が挙げられていました。

その候補を順番に読むとやはり今年は「選挙イヤー」だったのだなぁと改めて認識しました。

石川県知事選挙・金沢市長選挙・輪島市長選挙・参議院石川県選挙区補欠選挙・

参議院選挙・白山市長選挙・・選挙管理委員会の皆さんはコロナ禍の中、

ホントに大変だったと思います。

そんな中で目を引いたのは

「七尾の青柏祭で3年ぶりにでか山」

「高校相撲金沢大会3年ぶり5月開催」

「百万石行列3年ぶりに復活」という「・・・3年ぶり」のキーワードです。

コロナと対峙しながらの1年でしたが今年は経済活動との両立をはかりながら、

少しずつですがコロナ前の風景に戻りつつありました。

百万石行列の沿道に34万人、金沢マラソン参加者が1万2000人・・

今まで当たり前に開催できたことがコロナで止まり、

それが改めて開催され待ち望んだ石川県民が大勢詰めかけ楽しむ光景は

やっぱりいいものだとつくづく実感しました。

開催するにあたり関係者の方々のご尽力に改めて感謝であります。

来年はさらにいろいろな制約がなくなりマスクを外してたくさんの行事が

普通に開催されることを願うばかりです。

それにしてもこの秋から冬にかけての金沢市内の観光客の多さにはびっくりでした。

週末の繁華街のおでん屋さんの列を複雑な思いで見ていたのは私だけでしょうか。

 

 

 

今年は昨年に続いて世界的なスポーツの祭典の年でもありました。

2月の北京冬季五輪、12月のサッカーワールドカップカタール大会の開催です。

日本選手の活躍がコロナや暗い話題で沈んだ国民にたくさんの感動を与えてくれました。

北京冬季五輪の各競技もそうですがサッカーワールドカップの試合を観ていて

いろいろ思うところがあります。

自分たちより格上のチームに真剣にぶつかる姿、綿密に組み立てられた作戦、

一瞬のチャンスを逃さないテクニック、そして最後まで諦めない気持ち・・

結果は日本はベスト8進出はなりませんでしたが、

我々にたくさんのことを教えてくれました。

カタールとの時差-6時間・・日本では微妙な時間帯のテレビ観戦でしたが

眠い目を擦りながらテレビにくぎ付けになった人はたくさんいたと思います。

そもそも日本はあの組では予選突破は厳しいだろうと思っていたのに見事予選1位突破!

このことだけでも日本中が大騒ぎになったわけで、

優勝したアルゼンチンや準優勝のフランスのあの祝賀パレード、

国をあげてのお祭り騒ぎにはうなずけるものがあります。

今回の日本の戦い方を観て、いつかあの祝賀パレードの光景を東京で見られる日がくるのも

夢ではないと思っています。

 

 

 

今年を振り返るとまだまだ書きたいことはたくさんあるのですが、

やはり年末に思うことは社員のみんなや私を含めた家族が健康で、

そして会社が元気で今年一年を終われることに感謝感謝ということです。

いろいろな出会いも別れもありましたがこれも次につながるものと前向きにとらえ

新しい年を迎えたいと思います。

来年はいよいよ新事務所の建設が始まります。

そしてその先、再来年には我が社は創業90周年を迎えます。

世代交代を意識しながら、今まで受け継いできた北都のDNAを

いかに次の世代に伝えていくかをみんなで考えていこうと思います。

そして私の目指す厳しさの中にも笑顔の絶えない会社、いい仕事をする会社に

一歩でも近づけるようにこれからも頑張ります。

今年一年、私のつたないコラムにお付き合いいただきありがとうございました。

来年はもう少し笑ってもらえる話題を見つけてコラムに書こうと思います。

少し早いのですが皆さまよい新年をお迎えください。

 

今月も最後まで読んでいただきありがとうございました。

 

<あとがき>

・・実はこのコラムを書きあげたのは12月23日(金)。

そう、日本にクリスマス寒波がやってきて石川県に「顕著な大雪」情報が出された日です。

積雪は20㎝程度とそれほどでもなかったのですが、早朝からの猛吹雪と強風で

我が社は朝6時の時点で社員の安全を優先して全社員自宅待機・在宅勤務を決め、

私から指示を出しました。決めた張本人が出社するわけにもいかず、

コロナ禍でも一度も在宅勤務をやらなかったのに終日自宅に籠っていました。

あらかじめ持ち帰っていたノートパソコンを開くのですがなかなか集中できず、

合間に雪掻きを2回、買い出しに1回・・つくづく自分には在宅勤務は向いてないことが

よくわかりました。

長い冬はまだ始まったばかりです。今後も「顕著な大雪」情報が出ないことを祈ります。

今年の冬は予報通りホントに寒くなりそうです。

【12月23日の当社構内】