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社長コラム
2025
社長コラム 2025年7月号「暑い夏!熱い夏!」
まだ7月なのです。この暑さは異常過ぎる。年々夏が長くなっているような気がしているのですが、今年はそんなレベルではないのです。
今年の北陸地方の梅雨入りが6月10日(平年は6月11日頃)、梅雨明けは7月18日(平年は7月22日頃)でした。
期間的にはほぼ平年並みの梅雨だったのですが、この期間、北陸地方にはほとんど雨が降らず、あのじめじめした梅雨らしい梅雨ではなかったのです。
全国的には線状降水帯が発生して、ゲリラ豪雨で大変な地域もあったのですがそれも一時的なもので間違いなく今年は空梅雨。温暖化の影響はここにも出ているのです。
暦のうえでは、これからが夏本番!まだまだ先は長いのですが、気持ちで負けないようにこの夏を乗り切っていこうと思いますが・・・どうなることやら?
こんな暑い毎日にはすっきり涼しくなる話題が一番なのですが、そんな話題はなかなか見つからない。
まずは暑かった話から始めます。
先日、私が常務理事を務めさせてもらっている北陸鉄工協同組合の視察で「大阪・関西万博」へ行ってきました。
55年前に開催された「大阪万博」にも行った記憶がかすかに残っているのですが、私の人生の中で2度も大阪へ万博に行けるとは思ってもいませんでした。
今回の視察には、実は大きな目的がありました。
北陸鉄工協同組合で私と一緒に常務理事を務めている金森和治さんの会社、金森合金さんが「大阪・関西万博Co-Design Challenge 2024」に選定され、
未来社会ショーケース事業サプライヤーとして「災害廃材を利用したサインスタンド」を製作し、大阪・関西万博会場内「フューチャーライフヴィレッジ」に展示されているのです。
今回、北陸鉄工協同組合の役員の皆さんとそのサインスタンドを観に行ってきました。
(ちなみにこのフューチャーライフヴィレッジは西口ゲートから入場して右奥にあります。ちょっと歩きます・・・)
能登半島地震ででた災害廃材を1714年創業の金森合金さんが金属精錬技術を活かしてパビリオンに設置するサインスタンドを製作されたのです。
「創業1714年の株式会社 金森合金」現在 金森和治社長はなんと23代目だそうです。
創業1714年(正徳4年)?今年で311年?23代目の社長?当時からの記録が残っていて、その技術が脈々と現代まで受け継がれていることに改めてその凄さと歴史の重みを感じます。
我が社は昨年創業90周年を迎え、私が3代目の社長を務めています。足元にも及びません。
その金森合金さんが製作したサインスタンドを観に行ったのがちょうどお昼の12時半、一番暑い時間帯でした。
もちろん私も考えられる暑さ対策はしっかりしていったつもりでしたが、想像をはるかに超えるガンコな暑さでした。
ペットボトル片手に半袖シャツ・帽子・サングラス、首にタオルを巻いてほとんど真夏のゴルフスタイルだったのですが・・焼石に水。うわさ通り日陰はないし、どのお店も満杯状態。
当然、主要なパビリオンは事前予約がなければ入れない!結局、炎天下の中、広い会場内をうろうろ歩くしかなく、大屋根リングの下に避難。
とりあえずエレベーターで大屋根リングの上にのぼって、会場内を一望しましたがそこまででした。
本当は地元の真柄建設さんが造ったバーレーン館を観たかったのですが、会場マップで位置を確認したら到底そこまで行く気力がなくあえなく断念。
結局、万博会場には2時間だけいてホテルに戻りました。
当初の目的は達せられたのですが改めて体力の無さと暑さに弱いことを痛感しました。
これから大阪・関西万博へ行かれる方にはあの暑さを避けて是非!夕方からの入場をお勧めします。
もう少し涼しくなったら、バーレーン館を観に再度、行きたい気持ちはあるのですが・・行けるかなぁ。
開催当初はいろいろ言われていましたが、あの会場の盛り上がりとあんなに暑いのにたくさんの人たちが笑顔で会場を回っている姿を見ていると今回、
大阪・関西万博を開催した意義は十分あったと思います。
ただ、10月13日に閉幕したあとに大屋根リングを一部残す?以外はすべて解体するのは本当に勿体ない気がします。
今の時代、何か知恵を出して再利用とか移築ができないものかと考えるのは私だけでしょうか?
ホントはもう一つ、熱い参院選の話を書きたかったのですが、大阪・関西万博の話が長くなってしまったのでこれはまた機会があれば書かせていただきます。
今月のコラムでちょうど4年になりました。48本原稿を書いたことになります。
最初のコラムを書いたのがちょうど東京オリンピックがコロナで一年延期したあと無観客開催になった時でした。
あれからもう4年も経ったのかと思うと月日が経つのは本当に早いものです。
毎回、つたない持論を並べたコラムで申し訳ないのですが、これからも頑張って書き続けようと思いますので引き続きお付き合いください。
今月も最後まで読んでいただきありがとうございました。