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社長コラム 2025年9月号「スポーツの秋」

9月に入っても一向に涼しくなる気配がなかったのですが、

第3週くらいからひと雨ごとに少しずつ気温が下がってきていつの間にかあの猛暑はなくなっていました。

ただ、このひと雨が半端な降り方ではなくて全国各地で線状降水帯が発生して

「顕著な大雨に関する気象情報」が発表されその都度、全国各地に厳戒態勢がしかれていました。

いつから日本はこんな気候になったのだろうか?「ひと雨ごとに・・」という表現は、今の気候にはそぐわないのです。

今年の冬はどうなるのだろう?と考えても仕方ないので、まずは金沢市役所前 アメリカ楓通り(通称)のあの見事な紅葉を楽しみに秋本番を待つことにします。

9月に入りいよいよ「スポーツの秋」到来と言いたいのですが、同時に「政局の秋」もやってきました。

このコラムではあまり政治の話は書かないほうがいいのかもしれませんが・・・。

すったもんだした末に石破総理が辞任表明をして10月4日に自民党総裁選挙が執り行われることになりました。

好き嫌いは別にして一点だけ申し上げると、石破総理すなわち自民総裁の責任の取り方・身の処し方にはずーっと納得がいかなかったのです。

大きな選挙で3連敗して誰も責任を取らない、特に石破総理はこれまで歴代総理総裁に対してこのことを指摘してきた張本人なのに・・。

これ以上書くと内容が過激になり、また小池田部長からダメ出しがでそうなのでやめますが、私も社長の端くれ。

トップとしての責任の取り方・身の処し方は常々覚悟しているつもりです。次に自民党総裁になる方にはその覚悟を持って就任してほしいと思っています。

今、世界中でいろいろなことが起こっています。

これまでの既成概念や考え方が通じない大変難しい時代になってきました。

この時代に日本の舵取りを担うのは並大抵のことではないのですが、

次の総理にはしっかりとした国家観を持ち、既成概念にとらわれることなく、柔軟な発想で世界と渡り合える人になってほしいと思います。

そんなことを考えると日本の政治もそろそろ大幅な世代交代の時期を迎えているのかもしれません。

 

前段が長くなってしまいました。「スポーツの秋」ですよね。

 

まずは我が阪神タイガース優勝の話から。

9月7日に早々とセ・リーグ優勝が決定しました。

これは2リーグ制になって最速!途中、交流戦で7連敗があった以外は危なげない戦いを続けてあれよあれよという間に優勝!

今年の阪神がガンコ強かったのか他が弱すぎたのか微妙なのですが優勝は優勝なので素直に喜んでいます。

ただ・・問題はクライマックスシリーズです。

下剋上??今年に関していえば、このコラムを書いている時点で2位3位のDeNA・巨人とのゲーム差が15以上あり、

さらにこの2チームの勝率が5割を切るか切らないか・・こんな状態で一発勝負のクライマックスシリーズでセリーグ代表を決める。

いくらアドバンテージがあっても、万が一ぶっちぎりで優勝した阪神が負けて別のチームが日本シリーズに出て、さらにパ・リーグのチームに勝つ!

果たしてこれで日本一を名乗る資格があるのだろうか?これはあくまで仮定の話であり当然!

阪神が日本一になるのですが、そもそもこの商業主義見え見えのクライマックスシリーズはそろそろやめたらどうかと思うのです。

一年間ペナントレースを戦い、優勝したもの同士が日本一を争うのが当たり前なのです。これこそが真の日本一なのです。

 

今月はもう一つ、9月13日から9日間の日程で陸上競技世界一を決める「東京2025世界陸上」が国立競技場で開催されました。

世界陸上が東京で開催されるのは実に34年ぶりだそうです。

2020東京オリンピックが一年延期になりさらに陸上競技も無観客での開催だったので、今回は満を持しての開催となりました。

連日、国立競技場には多くの陸上競技ファンが詰めかけて陸上競技の真の世界一を決めるに相応しい大会となりました。

地上波でも毎日中継され日ごろは陸上競技にそれほど興味がない私でさえもあの真剣勝負に釘付けになっていました。

ただ、残念なのは日本と世界の実力の差です。

番組を盛り上げるために織田裕二はいろいろコメントをしていましたが、冷静にそれぞれの自己ベスト・シーズンベストを比較しても歴然とした差があるのです。

もちろん日本国内では断トツのトップ選手なのですが世界へ出るとまだまだ差があるのです。

いったい何が違うのだろう?体のつくり?体幹?食生活?環境?日本選手ももうちょっとのところまできているのですが・・。

野球もサッカーも以前は世界との間に大きな壁があったのですが、今では大谷翔平をはじめ、たくさんの選手がMLBで活躍し、

サッカーも数えきれないほどの選手が海外の強豪クラブチームに所属して活躍しています。

そんなことを考えると、この陸上競技の選手たちもいずれは世界のトップ選手と肩を並べて、決勝に残りメダル争いをする日もそんなに遠くないのです。

それにしてもやり投げの北口榛花選手は残念だった。あの状況でよく頑張ったと思います。

次回は必ず、最高の投てきをして満面の笑顔を見せてくれると信じています。

 

今月22日に我が社の第68回定時株主総会を開かせていただき、決算をご承認いただきました。

たくさんの方々のお支えと全社員の頑張りのお陰で68期も黒字決算となりました。心より感謝いたします。

これからさらに難しい時代になっていきますが、感謝の気持ちを忘れず、世代交代を意識しながらさらにおもしろい会社、

お客さまに喜んでいただける仕事をする会社を目指して頑張って行きますのでどうか宜しくお願い致します。

 

今月も最後まで読んでいただきありがとうございました。