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社長コラム
2022
社長コラム 2022年11月号「うみかん開通」
今月もいろいろありました。 11月9日に昨年、竣工したのと里山海道の上中山橋が優良工事知事表彰を受けました。 当日は会社を代表して馳知事からの表彰状をいただきツーショット写真も撮ってもらいました。 わが社の社員や協力会社の皆さんのお陰で何度も知事表彰をいただいているのですが、 今年は特に意味深いものがありました。 実は昨年も鼠多門橋で知事表彰をいただいたのですが、 これが前任の谷本知事名での最後の表彰状、 今年は馳新知事名での最初の表彰状です。 知事が交代しても変わらず知事表彰をいただけたことはわが社にとっても大変名誉なことであり、 あの大激戦の知事選のど真ん中にいた私にとっても感慨深いものがありました。 今回の表彰に甘んずることなくこれからも地元石川県のためにいい仕事をしていきます。 【馳知事とのツーショット】 今月は県内の2つの大きなプロジェクトの開通式がありました。 ひとつは南加賀道路の全線開通です。 今回、加賀市熊坂町~細坪町間の完成により加賀インターチェンジと 山代・山中温泉のアクセスが格段に向上し経済の活性化や観光振興に寄与するものであります。 この区間でわが社も「熊坂高架橋」の仕事をさせていただきました。 そしてもうひとつは金沢外環状道路海側幹線(金沢市大河端町~福久町間)3.2kmの開通です。 この区間の開通により暫定供用ながら山側幹線と海側幹線が 国道8号線を介してつながることとなり、 国道8号線の渋滞緩和と金沢市内の交通の円滑化に大いに寄与するものと思われます。 全線完全開通にはまだまだ時間はかかりますがそのころには金沢の街も さらに変貌をとげていると思います。 この区間でわが社は 「浅野川うみかん大橋(鋼橋部113m)」「大浦高架橋(216m)」「千田高架橋(290m)」 の3橋を架けさせていただきました。 どれもこれもガンコ難易度の高い仕事で工場製作から2年以上かけ、 たくさんの困難を乗り越え無事完成したことは感無量でありました。 ご指導をいただいた石川県及び金沢市のご担当の皆さま、 そしてわが社の社員や協力会社の方々をはじめこれらの工事に携わったすべての皆さまに 改めて感謝し敬意を表すものであります。 今回の経験がわが社の将来に必ずやつながると確信しています。 当日はそんなことを思いながら開通式後の祝賀パレードを 「浅野川うみかん大橋」のたもとで見送っていました。 新しい橋と素晴らしい青空・・とってもいい景色を見てしばし幸せな気分に浸っていました。 今回の完成区間は3、200m、そのうちわが社が施工させていただいた3橋の長さの合計が 619m・・全体の約5分の1・・重責を担っていたのだなぁと改めて実感しています。 すでに2期線(海側部)の工事も始まっています。 我々もその工事に携われるようにこれからもたくさんの経験を積み さらにレベルアップをはかっていきたいと思います。 【開通には感慨深いものがありました...】 県内の大きなプロジェクトの竣工と重なって 今度はわが社の「HOKUTOリニューアルプロジェクト」がいよいよ本格始動します。 正直、いよいよ!というよりやっとの思いで始動にこぎつけることができました。 私の悲願である事務所棟の新築であります。 1985年に長田の地から全面移転しすでに37年が経過しました。 その時の社員数は60名、現在はお陰様で120名になりました。 当然のことながら老朽化が進み、さらに手狭になり、 社員のみならずお客さまやご来訪者の方々にもご迷惑をお掛けしておりました。 ものづくりの会社は工場や機械・装置への設備投資を積極的にして、 間接部門にはなるべくお金をかけるな!と教えられてきましたが、さすがに限界であります。 実は事務所棟新築については2018年、今から4年前に計画を立ち上げ 内々に進めていたのですが・・規模や予算の問題、工場稼働の問題、時期の問題、 そして新型コロナの壁に阻まれて一時凍結をしました。 その間、世の中の状況が一変したのですが今回それらのことを踏まえて 先月の役員会で改めて本格着工を決めさせていただきました。 長い間、待たせた社員の皆さんにはホントに申し訳なかったのですが これから正式にスタートします。 今回の新築の目的は単に事務所棟を新しくするだけではなく、 ①大切なお客さまやご来訪者の方々に喜んでいただく ②次の時代にあった働き方を考え取り入れる ③風通しのいい雰囲気と仕事空間を作る ④さらに付加価値の高い仕事をする ④職場環境を向上させ社員のモチベーションをあげて明るい会社を作る ⑤会社や社員の5Sのレベルをもう一段あげる・・など、 これから具体的に目的を示しながら進めて行きたいと思います。 合わせて厚生棟(食堂)の全面リニューアルも同時に進めて行きます。 具体的にはこれからですが・・来年の春先くらいから厚生棟リニューアル工事を先行して、 夏前には事務所棟新築工事を着工したいと思っています。 完成は概ね再来年2024夏を目指します。 すでに計画概要は社内のグループウエア上には開示していますが、 社外の皆さまにも来月以降もう少し具体的な計画をお示ししたいと思っています。 この「HOKUTOリニューアルプロジェクト」は、 わが社の将来を左右する大事なプロジェクトなのでこれから全社あげて取り組んでいきます。 気が付いたらもう12月です。来月はやはり今年一年の反省や総括をしたいと思っています。 とにかくコロナとインフルエンザに注意して年末まで突っ走ります。 今月も最後まで読んでいただきありがとうございました。
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2022
ライブ感が届く広報とは?
橋のことを知ってもらいたい 橋の仕事のことを知ってもらいたい そしてその延長線上で 石川県で橋を手掛けている会社である当社:北都鉄工のことも知ってもらいたい そんなことを考えながら InstagramやTwitterを通じて 日々楽しく情報発信をしております。 (特にTwitterは中の人の活動日誌に近いですが・・・笑) その一方で、どれも画面越しで リアル感はあんまりないんですよね。 こんなことも思いながら、 知ってもらいたいという欲求はついに1つステージが上がり、 「橋梁事業のスケールや工事現場を生で見てもらいたい。」 この欲求が芽生えてきていました。 そして今秋から地元石川県小松市、 会社からも20分ほどの国道上で 新しい橋を架ける工事をしております。 ・・・ この機会を活用せずに いつ活用するんだ。 と言わんばかりにチャンスでしかないと捉え、 この現場の 工事担当の現場代理人と一緒に企画を考え、 学生を対象とした当社主催の現場見学会を 行うこととしました。 見学会ではただ説明を聞いてもらって、 架かった橋を見てもらうだけではおもしろくないだろう、 そう考え、 体験・体感してもらうことに重きを置いて、 実際に行っている作業や環境を体験してもらえる コンテンツを考えました。 そしてこの企画を 現場から最寄りの工業高校、 石川県立小松工業高校へと提案し、 建設科の1年生に来ていただくこととなりました! 迎えた当日、 天候にも恵まれ 建設科1年生21名をお迎えしました。 まずは橋とはなんぞや 橋の仕事ってどういうことをするのか というのを説明。 【終始真剣に聞いていただきました】 そしていよいよ体験の時間。 3班に分かれ、 ①高力ボルトの本締め作業体験 ②高所作業車の乗車体験 ③桁上安全通路のウォーキング を実施しました。 特に②高所作業車の乗車体験が人気で 某夢の国のアトラクション並みに盛況でした。笑 【①高力ボルトの本締め作業体験の説明の様子】 【②高所作業車の乗車体験。普段こんな高いところで仕事しているというのを体験してもらいました】 【笑顔とピースの絶えない体験でした】 【③桁上安全通路のウォーキング。職人さんにも解説してもらいながら歩きました】 また 当現場には同校のOBOGがいるので、 学生時代の思い出や就職して感じたこと、 生徒の皆さんへのメッセージを発表しました。 そして最後に質疑応答では バンバン質問が飛び出し、 「橋を作って架けるのにどれくらいの人が関わりますか?」 「一番難しい工程はどこですか?」など 時間いっぱいまで質問をいただきました! (先生方の日ごろの教育もすごいなと思いました!) 主催者としましても 積極的に参加していただけることほど嬉しいことはありませんし、 来てくれた生徒さんの中から 数年後「橋の仕事がしたい!」と北都の門を叩いてくれる人が 出てきてくれたらいいなと思います。 やはり現場の空気感やリアルというのは 直接見てもらうのが一番伝わるのだと 確信した見学会でした。 また今後も続けていきたいと思います! 最後に 開催にあたってご協力いただきました 発注者様、協力会社の皆様、 記念品をご協賛いただいた日本橋梁建設協会様、 そして小松工業高校の皆様、 ありがとうございました!! 本日も最後まで読んでいただきありがとうございました。
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