Project Story

Project 2

  • 石川県
  • のと里山海道

ISHIKAWA

「主要地方道 金沢田鶴浜線
地方道改築工事」

寺家高架橋A1-P1上部工

能登と金沢を結ぶ「のと里山海道」。
2013年の無料化以降、交通量が大幅に増え、
柳田ICと上棚矢駄ICの間で渋滞解消のために
4車線化事業が進んでいます。
当社ではその一環として
寺家高架橋の建設を担っています。

Point

寺家高架橋は供用済みの道路の真横に架けるため、作業エリア監視システムを導入するなど安全面で最大限の注意を払い施工しました。海岸から近いため、本橋には溶融亜鉛メッキの約2倍の防食性を得られる「亜鉛アルミ溶射」が採用されました。橋桁は工場内で溶射を行い、現場では溶融亜鉛メッキの高力ボルトで連結しました。

Voice

関係者の声

担当箇所
T.Mさん

狭いヤード・地組の勾配・国道の通行止め等、苦慮した現場。
橋の工事は関係各所の協力無くしては成り立たない。

本工事は橋台背面の盛土工事と同時期の施工であった為、地組架設ヤード内に盛土業者用の進入路を確保する必要がありました。またヤード内に寺家遺跡があった為、掘削が出来ず地組場所が勾配のきつい傾斜地形となってしまい、地組及び架設重機変更等と大幅な架設計画の検討を行いました。
跨道部の架設の際に国道249号線の通行止めが必要でありましたので地元住民及び寺家工業団地周辺の工場への周知に留意すると共に、安全に通行止めを行う為、交通誘導員の配置計画の検討を行いました。
鋼桁の架設はトラッククレーン・ベント工法を採用し、ヤード内で3ブロック地組架設後、4ブロック(跨道部)地組し夜間通行止めで架設しました。地組桁の最大寸法:31m、重量:30t、使用クレーン:360t吊オールテレーンクレーン
狭いヤード内での通路確保及び部材配置、地組の勾配対応、吊り重心算出等と色々を苦慮しました。また正月に能登地震に見舞われましたが、幸いにも大きな被害も無く、お客様の事情により多少工程に遅延もありましたが工期内で無事故・無災害で工事を終えることができました。
橋の工事は設計・技術・製造・工務を始め職員(若手技術者3人)及び作業員の方達の協力無くしては成り立ちません。改めて寺家高架橋に携わって頂いた皆様、ありがとうございました。

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