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社長コラム
2023
社長コラム 2023年8月号「こだわりのドイツパン職人」
とにかく今年の夏は暑かった!(・・いや!まだ夏は終わっていない。) 当初はエルニーニョ現象が発生して今年の夏は冷夏とか言うてませんでしたっけ? どこが冷夏なんだぁ!!と怒ってみても仕方がないくらい暑い毎日なのです。 石川県も熱中症警戒アラートが発令しっぱなし。 おまけにお盆休み真っ只中に台風7号が近畿地方を縦断するし、ゲリラ豪雨はくるし、 線状降水帯が全国各地で発生するし・・ こんな状況を目の当たりにすると 本気で地球温暖化をくい止めないと世界は大変なことになるのだと実感します。 とにかく立秋を過ぎてもまだまだ暑い日が続いています。 今月もいろいろありすぎて、何を書こうか迷いながらパソコンと向きあっています。 そんな中で今月12日に、長年続いている鉄工関係の懇談会?懇親会?にうちの相談役に代わって 会員として初めて出席しました。(・・厳密には過去に代理で3~4回出席した記憶があります。) その名も「鉄工十二日会」。 たぶん私の祖父の時代から続いている県内でも稀な超長寿の会です。 もちろん代替わりもして現在会員数は30名ほどで、40代~80代の幅広い年齢層の会員で構成されています。 毎月例外なく12日に開催され、幹事は持ち回りで、 毎回幹事が講師をお呼びし、講演を聴いたのち懇親会という至ってシンプルな設えです。 今月はお盆休みのど真ん中でいつもより出席者数が少なかったそうですが、 今回登場した講師の方のお話に思わず聴き入ってしまい、 途中から「はぁ~この人、いったい何者?」状態でした。 ご本人の了解を得たので実名で書かせていただきますが・・ 能美市の松が岡で「ブロートルーフ」というパン屋さんを開き、ひとりでドイツパンを焼いて販売している 池見藍さんという素敵な女性の方です。年齢はお聞きして驚いたのですが・・うちの長男の2つ上。 金沢大学を卒業して県内の陶器メーカーで勤務したのち、単身ドイツに渡り修行して、地元に戻り 松が岡で自分のお店を建て、ドイツパン専門店を開いたそうです。 この池見さん、何が凄いかというと妥協を許さないこだわりとその行動力、そして突破力。 当初からフランスパンではなくドイツパン! それもオーガニック(化学肥料や合成農薬を使わないもの・・)にこだわり、 誰が何と言おうとその路線を曲げず、仕入先の業者さんや同業のパン職人さんから反対されても、 最高のオーガニックのドイツパンを焼きたかったそうです。 お店の場所を決め、焼き窯をはじめいろいろな器材、そして食材に至るまですべてひとりで調達し さらに開店してからドイツの良さを広めるために、わざわざ東京のドイツ大使館まで出向き 自分がドイツで感銘を受けたことを話しに行ったそうです。まさにドイツ愛(藍)! 私もこれまでいろいろな方にお会いしましたが、30代前半の女性がここまでやるか!!と感じました。 我が社もお客様に喜んでいただける製品づくりにこだわって仕事をしていますが、 池見さんのこだわりには正直脱帽でした。おそらくこれから地域にも貢献し、 もっと大きなフィールドで活躍されるものと期待しています。 後日、お店に出向き「レーズンティンケル」「プレッツェル」などを買わせていただき、家族で食べました。 今月は決して池見さんのお店の紹介をしているわけではないのですが・・ 言わずもがなで気持ちがこもったとっても美味しいパンでした。 この話に興味のある方は是非一度お店に足を運んでみてください。冬はシュトーレンです。 夏と言えば、甲子園! 今年は慶応義塾の活躍に全国の高校野球ファンは釘付けになったのではないでしょうか? 私も昔は高校球児の端くれ。 高校野球といえば汗まみれ泥まみれになって白球を追い、 お世辞にもスマートでかっこいいスポーツではないと思っていました。 しかし慶応義塾の選手を見ているとそんなイメージとはほど遠く、長髪イケメン爽やかな笑顔、 それでいて速い球を投げよく打ち守備もいい! 色黒の湘南ボーイ(・・これは死語?)がそのままユニホームを着て甲子園で勝ち上がっていった印象です。 (・・これはあくまで私個人の意見です) もちろん我々の知らないところで、血のにじむような練習を重ね、 激戦区神奈川を勝ち抜き甲子園出場を果たし、そのままの勢いで全国の強豪校を倒して、 最後は仙台育英の2連覇を阻んで107年ぶりの優勝です。 おそらく全国の慶応OBは大騒ぎになっていると思います。(・・もちろん私は違います) 優勝インタビューで慶應義塾の森林監督は 「高校野球の新たな可能性や多様性を何とか示せればと思って日本一を目指した!」とおっしゃっていました。 正直凄いなぁと思って聞いていました。 長い間、大事に受け継がれた伝統を守りつつ、その時代に合ったやり方で強いチームを作る。 まさに不易流行なのです。今回の慶應義塾の活躍に刺激され、 また新しいおもしろいチームが出てくることを期待したいと思います。それにしてもこの森林監督、 慶應義塾幼稚舎3年のクラス担任と野球部の監督を兼務してるって凄くないですか!! 甲子園といえば阪神タイガース! 毎年この時期「死のロード」に出て負け越すのが定番だったのですが・・ 今年はどんどん勝ち星を重ねついにマジックナンバー24(8月23日現在)。 夢にまで見た岡田監督の胴上げが来月には見られると思います。 デッドボールや故障で戦力ダウンしているのに何でここまで強いのかよくわからないままの優勝となりますが、 とにかくこれでまた関西の景気が上向くこと間違いなし! 9月になるともう少し気温が下がり、秋の気配が感じられることを期待して 夏の終わりを待ちたいと思います。今月も最後まで読んでいただきありがとうございました。
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社長コラム
2023
社長コラム 2023年7月号「ONE TEAM(ワンチーム)」
あのラグビーワールドカップ日本開催からもう4年が経ちました。 私のようなラグビー門外漢でも日本チームがプールAを首位で突破して、 決勝トーナメントに進出したことは今でも記憶に残っています。 リーチマイケル・堀江・松島・稲垣・田中・・と、あのキャラ立ちした選手たちの活躍は、 ラグビーファン以外にも興奮と感動を与えてくれました。 今年はラグビーワールドカップフランス大会が開催されます。 さらにバージョンアップした日本チームを期待したいと思います。 その2019年の日本代表のスローガン「ONE TEAM」がその年の流行語大賞に選ばれ、 さらに日本ラグビー協会によって、そのロゴが商標登録出願されていたそうです。 その後、この「ONE TEAM」という言葉がいろいろな場面で使われるようになりました。 ラグビーはひとりが優秀でも絶対に勝てない! 日本チームキャプテンのリーチマイケルは 「ONE TEAMといっても一夜にしてできるものではない。」といい、 当時、スポーツジャーナリストも 「ONE TEAMの完成に至る道は山あり谷ありであった。 平坦な道を選ばなかった選手やスタッフが誇り高きチームを作り、歴史を変えたのである。」と述べています。 個人的にはこの「・・平坦な道を選ばなかった選手やスタッフ・・」というのが核心だと思っています。 低い壁を選ばず、あえて高い壁に挑戦する。 そしてチーム全員で力を合わせて難問に立ち向かいそれをやりきる! 結果、強固なチームが形成される。なかなかできることではありません。 我々の企業活動に当てはめて「ONE TEAM」とは何か? 組織の一体感が強い状態、強いチームワーク、団結力・・ さらに「ONE TEAM」になるためには、「魅力的な目的」が必要だと言われています。 我が社にとっての「魅力的な目的」とは? いい環境で、いい待遇で、いい仲間と、いい仕事をすることは大事な目的だと思いますが、 やはり私は「大切なお客様に喜んでいただける仕事をすること」が 我が社にとっての「魅力的な目的」「みんなで目指す目標」だと思います。 若い社員や女性社員も少しずつ増えてきました。 時代とともに、それぞれの世代での考え方も仕事の取り組み方もどんどん変わっていきます。 当然、世代間のギャップや軋轢もあると思います。 それでも、その難問をみんなで乗り越えて これからも「大切なお客様に喜んでいただける仕事をする!」という 「魅力的な目的」「高い壁」に全社員で挑み続けなければいけないのです。 そしてその結果、強固な「ONE TEAM」・最強の「チーム北都」が形成されるのです。 今月はいささか硬い話でスタートしましたが、 我が社も新しい期に入りましたので、私の思いの一端を書かせていただきました。 ところで「ONE TEAM」といえば・・ 今、我が社のまわりで1年限定の「ONE TEAM」が結成され、大きなの目標に向かってスタートを切りました。 新社屋建設工事のプロジェクトチームであります。 既に厚生棟リノベーション工事は完成して、事前準備工事が6月からはじまっており、 7月12日には我が社の役員や建設に関わる会社の方々と地鎮祭を執り行いました。 このことは、地元紙や業界紙にも取り上げていただき、たくさんの方々からお声をかけていただきました。 新社屋建設工事は、設計監理を五井建築研究所さん、施工を髙田組さんにお願いして、 さらに米沢電気工事さん、日栄商事さん、金太さん、総合園芸さんに それぞれ専門工事をお願いすることにしました。 これらの会社さんとはそれぞれに深いご縁があり、 これまでいろいろな形でお世話になった会社さんばかりであります。 今回、その皆さんに新社屋建設工事をお願いできたことは、 我が社にとっても個人的にもホントによかったと思っています。 そして今回は、単に新社屋を建設することだけでなく、 ものづくりにこだわり、それを生業にしている我が社らしいプロセス、 そして五井建築研究所の喜多社長がおっしゃった 「この新社屋を立派な作品として仕上げたい!」という「魅力的な目的」のために 施工者と施主の壁を取っ払って「ONE TEAM」を結成して完成を目指します。 言葉で言うのは簡単なのですが、これから1年間いろいろな難問が待ち受けています。 その難問を「魅力的な目的」達成のため、 そして完成を待ち望んでいる我が社の社員や関係者の思いのために、 1つずつ乗り越えていきたいと思います。 工事期間中、社員の皆さんをはじめご来訪者の方々には ご不自由やご迷惑をお掛けすると思いますが、どうかご理解とご協力をお願いします。 7月に入っても大谷翔平の勢いは止まらず、 さらに我らが阪神タイガースもなんとか首位をキープしております。 このままのペースでこの夏を乗り切れば、 大谷翔平のホームラン王とタイガース優勝が現実味を帯びてきます。 まあ、大谷翔平についてはホームラン王だけにとどまらない・・と思いますが。 そんなことを楽しみにしながらこれから迎える夏本番を乗り切っていきたいと思います。 今月で社長コラムを書き始めてちょうど2年が経ちました。 内容はまだまだ納得できるものではないのですが、 これからも一生懸命書き続けますのでどうぞ宜しくお願いします。 今月も最後まで読んでいただきありがとうございました。
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社長コラム
2023
社長コラム 2023年6月号「思えば遠くへ来たもんだ・・」
皆さんはこの曲を知っていますか? あの武田鉄矢率いる海援隊が1980年に発表した曲で、映画の主題歌にもなりました。 私が19歳の時です。 1980年(昭和55年)。この年にまだ生まれていない社員が半分以上いる? 「思えば歳を取ったもんだ・・」まあそんなことはどうでもいいのですが・・。 私が平成17年(2005年)から、 毎年ほぼ欠かさずご挨拶にお伺いする大切なお客さまが、 青森県の下北半島突端にある大間町にいらっしゃいます。 途中、東日本大震災やコロナで何度かお邪魔できなかった時期もあったのですが、 通い始めてもう18年が経ちました。 仕事の関係上、ここでは具体的にお客さまの会社名はあげられませんが、 振り返ってみると我ながらホントによく通っています。 念のため申し上げておきますが、決して「大間のまぐろ」を食べるために通っているわけではありません。 一番はじめにお伺いした18年前はまだ寝台特急「日本海」が走っていて、 金沢駅から前日の夜にそれに乗り、翌朝青森駅に着いて、 駅前のサウナで着替えて、そこからレンタカーで大間まで延々4時間!! そのころはまだ高速道路や自動車専用道路も短い区間しかなく、ひたすら一般道を走っていました。 それから年が経つにつれ、東北新幹線が盛岡以北まで順次開業して、 今では青函トンネルを越え新函館北斗まで伸びました。 さらに北陸新幹線も金沢まで開業して、 現在は金沢駅から最寄りの七戸十和田駅まで最短乗り継ぎで4時間半、 そこからレンタカーで途中のむつ市まで1時間強、さらに大間町まで1時間、 以前に比べればホントに近くなりました。 現在は、下北縦貫道が北に伸びているのでさらに近いです。 ちなみに飛行機を使う手もあるのですが、 乗り継ぎや青森空港・三沢空港からの移動を考えると、新幹線のほうが便利で速い! くどくど大間までの移動の話をしましたが・・ 実際の移動距離は全部あわせると1,200kmくらいあります。 まあ、何でそこまでして毎年通っているかという話は今回は置いておいて、 毎回思うことはとにかく日本が広いということ。 訪れた人は「思えば遠くへ来たもんだ・・」を口ずさみたくなること間違いなし。 金沢とは気候も風土もまったく違います。 今更言うまでもないのですが、下北半島は金沢より北東に位置している為、 この時期、陽が長いのです。朝3時半くらいから明るくなります。 初めてむつに泊まったときはホントにびっくりしました。 ほたても美味しいし、恐山もそびえ、 本州最北端の大間崎には元気で底抜けに明るい店員さんがいる大間観光土産センターもあります。 皆さんも是非、ご自身で訪れてあの下北の風土を味わってみてください。 なんか今月は下北のPR旅行記になっているようですが、 毎年大間には仕事で行っていることだけは信じてください。 今月うちの東山本部長とその大間へ行って参りました。 実はむつ市内にも大切なお客さまがいらっしゃって、毎年うちの別の社員がお邪魔しています。 石川県の企業で毎年、下北半島へ出向いているのは我が社ぐらいでしょうか? 仕事の進捗状況を考えると最低でもあと7年くらいは通わなければいけないと思っています。 毎年おんなじ行程で大間を往復しているのですが、 ある時期から年々体がしんどくなっていることに気づかされます。 7年後は私も70歳手前?? そのころ自分がどうなっているのかまったく想像も付きませんが、 とにかく毎年、元気で大間へ通えることを、自分の健康バロメーターの一つにしていきたいと思います。 一度、真冬に氷点下の大間へ行って、大荒れの津軽海峡を見てみたいのですが・・ さすがに踏み込む勇気はありません。 先月、着工した厚生棟リノベーション工事はもうすぐすべて完成します。 すでに完成したロッカールームとシャワー室、トイレは先行使用していて、 残すは食堂部分です。 来月から中断していた全社朝礼がここでできることを楽しみにしています。 そして何よりも工場勤務の皆さんが快適な施設を使うことによって、 さらにいい製品づくりができることを願っています。 そして、いよいよ北都リニューアルプロジェクトのメインである 事務所棟新築工事に取り掛かりました。 今月より、現在の事務所棟の前庭や車庫、給油設備の撤去工事が始まりました。 このコラムを書いているときに、ちょうど前庭の木や銅像の仮移設、前庭の解体工事を行っていました。 長い間見慣れた風景がなくなるのは一抹の淋しさがあるのですが、 どんどん変わっていく様子を見ていると「いよいよ始まったぁ!」というわくわく感でいっぱいになります。 これから一年、社員の皆さんやご来訪者の方々には大変ご不便をお掛けしますが どうかご理解とご協力をお願いいたします。 そして一年後の完成を楽しみにしながら日々の仕事にあたっていきたいと思います。 事務所新築工事の概要や進捗状況については来月以降このコラムでも順次ご紹介していきします。 我が社は6月決算、今月が一年の締めです。 この一年もいろいろありましたがたくさんの方々にお支えいただき 何とか無事に今期も終われそうです。 改めて感謝するとともに、 来期もお客様に喜んでいただける会社を目指してみんなで頑張っていきます。 今月も最後まで読んでいただきありがとうございました。
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社長コラム
2023
社長コラム 2023年5月号「”おそるべしタリーズ” のサービス」
今年のGWはコロナ禍の状況から様変わりして、全国の観光地はどこもかしこも人であふれ、 マスク姿はあるもののコロナ前の状況にほぼ戻った光景でした。 5月8日には感染法上の分類が2類から5類に引き下げられ、 対応は個人の判断に委ねられているものの経済活動はさらに活発になると思います。 ほんとにいいことです! そんなことを思いながらGW後半の5月5日午後、自宅で家族とのんびり過ごしておりましたら 14時42分になんの前触れもなくいきなりスマホの緊急地震速報がけたたましく鳴って、 そのあと我が家もぐらぐら~と揺れました。 そんなに長い時間ではなかったので比較的冷静に対応していましたが、 ご承知の通り、能登半島先端の珠洲市で震度6強の地震が発生したのです。 金沢市内や会社のある白山市内は震源地から100km以上離れているので、 我が家も含め社員やそのご家族には特に被害はなかったのですが、 珠洲市内は大きな余震も続き大変な状況になっております。 被災された方々には心よりお見舞い申し上げますとともに一日でも早い復旧を祈るばかりです。 身近で大きな地震が起こると、やはり日頃からの備えや防災に対する意識の重要性を痛感させられます。 我が社もLINEやグループウエアでの安全確認の連絡網は整備されてはいるものの、 すべての社員がこれを活用しているかというといささか疑問符が付きます。 今回の地震を機にそれぞれの防災意識をさらに高めることが、 少しでも被害を小さくすることに繋がると信じています。 地震直後から県外の仲間や知人の皆さんからお見舞いやご心配のメールをいただき、 ホントにありがたいなぁと改めて感謝の気持ちでいっぱいでした。 少し話題を変えます。 私がタリーズのロイヤルミルクティを週末に飲み続けていることは、 今更申し上げることではないのですが・・。 先月末、とある会合で 「抽選会をするのでなにかおもしろいものを景品に出していただけませんか?」 という依頼があったので、 私がこよなく愛している「タリーズのロイヤルミルクティを飲んで頂こう!」 とタリーズカード(プリペイドカード)に課金をして景品に出すことにしました。 そこで早速、週末に私の本拠地タリーズ金沢入江店に出向き、 タリーズカードを購入しようと思ったら、 そこに期間限定のお洒落なコラボタンブラーがあることに気づき、男性店員さんに尋ねたら 「すいません!うちにはもう在庫が無くて名古屋か七尾のお店にあるかもしれないので確認します。 しばらくお時間いただけませんか?」と言われました。 そして改めて半日後に訪れて確認したら 「七尾店に一つありましたのでそれを手配していいですか?」と言われたので 「あ~よかった!手配お願いします!」と答えた次の返答が 「そうですか!わかりました!じゃあ私があとで七尾店まで取りに行ってきますので遅くても明日の朝にはお渡しできます。 それでよろしいですか?」でした。 こっちは呆気に取られ、「えっ!あなたが直接、七尾まで取りに行ってくれるのですか?それも今日中に?」と聞き返したら 「七尾は近いですしお客様に買っていただけるなら、行くことにはまったく問題ありません。」 と言うのです。 さすがにびっくりしましたが「そんな面倒かけるならいらないわ。」とも言えずお願いすることにしました。 ちなみにそのタンブラーは税込みで3,300円です。 3,300円の商品をお客様のために往復2時間以上かけて自分で七尾まで取りに行く! この対応には正直感激しました。 前々から、タリーズ金沢入江店には心優しい店員さんがたくさんいらっしゃって 毎週心地よさを感じながらロイヤルミルクティを飲んでいるのですが、 今回の対応には最大限の賞賛をしたいと思います。 我が社に置き換えたときにうちの社員が個人の判断でここまでの対応ができるだろうか? 私個人もこんな対応ができるのだろうか?と自問自答しながら翌日、改めてお店を訪れました。 何人か顔見知りの女性店員さんや店長さん(・・今回初めて、ご挨拶させてもらったのですがこの方も女性!)が、 にこにこ笑って「お待ちしてました!タンブラーご用意できてますよ。どんな包装しましょうか?ラッピングもできますよ!」 と迎えてくれました。 私は迷わず「タリーズカードも一緒に入れてラッピングお願いします。」と言いました。 その日は七尾を往復してくれた若い男性店員さんは不在でしたが、 よくよく聞くと彼は副店長兼エリアマネージャーだそうで・・ ご自分の判断で動いたのだと思いますが、その判断こそが究極の顧客満足! 本当の意味でお客さまに喜んでいただける仕事をしていると思います。 まさに我が社のお手本なのです。 長々と書きましたが、ますますタリーズファンになったことは言うまでもありません。 これからもせっせとタリーズ金沢入江店へ通って、 ロイヤルミルクティファンを増やしたいと思います。 余談ですが一昨年から キリン一番搾り 糖質ゼロ を毎晩飲み続けて、 本来なら体重が落ちなければいけないのですが・・どうも減らない? その原因はもしかして毎週、甘いロイヤルミルクティを飲み続けているからではないか と思い始めています。でもやめられない・・。 今年も会社の前庭の巨大つつじが綺麗に咲きました。 来年はここに新事務所が建設されるので今年が見納めです。 造園会社の会長さんにご相談をして移設も考えたのですが・・どうも無理なようで残念です。 もう一か所の巨大つつじはそのまま残しますので、 来年以降はそちらを皆さんに観ていただこうと思っています。 今月は県内外で地震があり何となく気持ちが鈍よりしているのですが、 来月は我が社の期末、被災地の復旧を祈りつつ気持ちを切り替え前向きに頑張ろうと思います。 ・・今回は店長さんのご了解も得て実店名で書かせていただきました。 最後まで読んでいただきありがとうございました。
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社長コラム
2023
社長コラム 2023年4月号「白山事業所リニューアルプロジェクト本格始動!」
春が来たぁ!今年は桜の開花が例年より早く、入学式のころにはもう桜が散り始めていました。 新年度に入りそれぞれが新しい気持ちでスタートを切り、 周りの環境の変化に戸惑いながらも頑張っている姿はなかなか新鮮でこちらも元気になります。 我が社も4人の新入社員を迎え4月3日に入社式を行い、全体研修を終えてすでに各職場で実務研修に入っています。 今年の4人もそれぞれ個性豊かでこの先が楽しみです。 おもしろい会社には自然とおもしろい人が集まる!そして強いチームができる! これからも世の中に役立つおもしろい会社を目指して、たくさんのおもしろい人たちに出会いたいと思います。 (・・決してお笑いの会社を目指しているわけではない!) 今年の新入社員歓迎会も最初は新入社員4人とも緊張していましたが・・ 最後は和気あいあいというか本性が現れるというか毎年の光景なんですが、先輩社員も入り乱れなかなかおもしろかったです。 やっぱりみんなが集うということはいいことなのです。 今月は4年に一度の統一地方選挙が執り行われました。 私も少なからず選挙運動に関わり、選挙の大切さを社員やまわりの人たちに訴えてきたのですが、 とにかく金沢市の投票率の低さには閉口しています。 金沢市の投票率は県議選が38.5%、市議選が35.8%! 金沢市民の3人に2人は投票へ行っていないのです。この原因は何なのか? 戦後、日本各地で自由な民主主義を求める声が高まり、先人達の努力のもと困難な道のりを経て 1945年ようやく20歳以上のすべての国民に選挙権が与えられ今日に至っているのです。 今、我々が平和に暮らせているのは我が国がその選挙権のもと国民ひとりひとりの声が反映される民主主義国家だからなのです。 どうもその根幹を忘れ普通に暮らせていることが当たり前になり、大切な選挙権を放棄し、 自由をはき違えてSNS等で好き勝手なことを投稿する、それが世論になる? もちろん今の政治や政治家に問題がないとは言いませんが、これからも「自分の1票があるから平和に暮せているのだ!」と思って 皆さんも投票所へ足を運んでほしいのです。 ただ石川県は一昨年から選挙・選挙・選挙・・で、さすがに石川県民の選挙疲れは否定できません。 私も個人的にはしばらく選挙は遠慮したいのですが・・。 計画から5年、コロナやいろいろあっていよいよと言うかやっとの思いで「白山事業所リニューアルプロジェクト」が本格着工しました。 以前にもお話しましたがこの「白山事業所リニューアルプロジェクト」には大きく2つの事業があります。 ひとつは厚生棟(食堂棟)の全面リノベーション、もうひとつは事務所棟の新築です。 まず厚生棟全面リノベーション工事に着手しました。 工事着工にあたり、3月22日に方除けの大社 京都の城南宮さんへ方除け安全祈願のお参りにお伺いし、 4月6日には今度は地元 若宮八幡宮の宮司さんにおいでいただき、施工をお願いした高田組の皆さんと一緒に地鎮祭を執り行いました。 皆さんと工事の安全・無事竣工を祈って工事がスタートしました。 厚生棟リノベーション工事は6月末完成予定で現在、旧ロッカールーム・浴室・トイレ・手洗い部分の解体工事が終わりこれから内装工事に取り掛かります。 これが終われば続いて食堂部分の工事に移ります。 うちの相談役からは「毎日、工場でみんな頑張くれているのだからいいのにしてやってくれや!」と言われていることもあり、 内装や椅子机など・・すべてのものが今までとはまったく違うイメージの設計になっており完成が楽しみです。 製造部のみんなにも喜んでもらえると思っております。 そしてこの工事が完成すればいよいよ事務所棟の新築工事に着手します。 今後このコラムの中でも随時、工事内容や進捗状況をお伝えしたいと思っています。 完成まではご来訪の皆さんや社員のみんなには相当ご不自由をおかけすると思いますが、ご理解とご協力をお願い致します。 これから我々の新しいお城を施工会社の皆さんと一緒になって、楽しみながら作り上げるのです。 そして完成した暁には、新しいお城でさらにお客さまに喜んでいただけるいい仕事をするのです。 完成までにはまだ相当時間がかかりますが、今から完成が待ち遠しいです。 3月のWBCの余韻を引きずったまま日本のプロ野球やメジャーリーグが開幕しました。 大谷翔平・ダルビッシュ・ヌートバー・吉田・菊池・・・例年以上にメジャーリーグから目が離せません。 メジャーリーグの試合を観たあとにプロ野球の試合を観ると、今まで以上に物足りなさを感じます。何が物足りないのか? 上手く言えませんが・・スケール感!迫力!スピード感!プロ野球も相当高いレベルでやっているのですがまだまだ及びません。 プロ野球選手がメジャーリーグでやりたいと思う気持ちもよくわかるのですが・・ 本来はプロ野球もメジャーリーグのいいところを見習って、さらにレベルアップをはかりもっともっと魅力あるものにしていかなければ いけないのです。 プロ野球がメジャーリーグの3Aになっては絶対ダメなのです。 それにしてもプロ野球の試合でのあの鳴り物や大合唱の応援は何とかならないのかと思うのは私だけだろうか? 日本の文化、国民性と言ってしまえばそれまでなのですが、もう少し静かして純粋に野球観戦を楽しんだらどうでしょう! まあ、確かに球場へ行って、生ビール飲んでみんなと大騒ぎしながら野球観戦するのは最高の醍醐味なんですが・・。 今年の虎はスタートダッシュよろしく首位戦線で頑張っています。今年こそは・・ゆ・う・し・ょ・う! 今月は我ながら硬い内容になってしまい書き終えてから反省しております。 GWで少し頭を柔らかくして来月はもう少しおもしろいコラムを書こうと思います。 今月も最後まで読んでいただきありがとうございました。
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社長コラム
2023
社長コラム 2023年3月号「白寿の秘書室長」
今年はすでに春本番です。 「二十四節気」で真冬の大寒から立春→雨水→啓蟄→春分と 暦の上でも一歩ずつ春が近づいてくるのです。 この二十四節気、日ごろはあんまり気にしていないのですが 冬から春にかけてのこの時期だけは春が待ち遠しいので意識して暦を見ています。 今年の金沢の冬は雪の量はびっくりするほどではなかったのですがホントに寒かったです。 国道8号線は何度もスケートリンクになっていました。 その冬もいつの間にか終わり、例年通りトップを切って 美川の河津桜が満開になりさらに今年は3月の気温が高く、 金沢でもソメイヨシノが咲き始めています。「春がきた~~!」 今月は会社の内諾も得てこのことを書かせてもらおうと思います。 我が社も私個人も大変お世話になっている澁谷工業さんにすごい方が 今も普通に働いていらっしゃいます。 開 甲子久(ひらき かしく)さんという女性の方です。 お生まれは1924年(大正13年)3月! 女性の年齢を公表するのは大変失礼なのですが、御年99歳! めでたく今月「白寿」を迎えられました。本当にすばらしいことであります。 現在、澁谷工業さんの秘書室に毎日出社され、若い方々と一緒になって 決済業務を含めた秘書室業務を普通にこなされています。 澁谷工業さんはご存じの通り、ボトリングシステムのトップメーカーで 現在は再生医療にも力を入れ従業員3600人、売上高1000億円の プライム市場上場の日本を代表する立派な会社であります。 開さんは澁谷工業さんの前身である澁谷商店に入社され、 それ以来一貫して経理・総務・秘書室で勤務され、 創業者 澁谷庚子智社長 二代目 澁谷晴爾社長 三代目 澁谷亮治社長 四代目 澁谷弘利社長 そして現在、五代目 澁谷英利社長に仕え、まさに澁谷工業さんの歴史そのものであります。 私が初めてお会いしてからもう25年くらい経ちますがそのころで既に70代、 最初にお会いしたときから高いピンヒールを履かれ 姿勢正しく燐とした面持ちで仕事をされていました。 いつも早足で歩かれレスポンスが早くたくさんの案件をテキパキと片付けるお姿は 年齢を感じさせられませんでした。 「開 甲子久を無くして澁谷工業は語れない!」と言うても過言ではないと思います。 昔は女子社員に対する躾が大変厳しく、 開さんにきちんと仕込まれた女子社員の方々はどこへ嫁いでも恥ずかしくない! という逸話が残っているくらいです。 私がお伺いすると「小池田社長さん、お元気~~」と、 あの何とも言えない愛くるしい笑顔でいつも迎えていただいています。 いつのころからか毎年、開さんのお誕生日にはそのお歳の数だけお菓子をお持ちして お祝いを申し上げてきました。当然、今年も99個のスイーツをお持ちして 白寿のお祝いに参上しました。 ホントに嬉しそうな笑顔で「嬉しい~どれをいただこうかしら~?」と 乙女のようにはしゃいでいるお姿は到底、白寿には見えません。 私もあのお姿を見て幸せな気持ちになり、 「自分なんかまだまだ若造!しんどいなんて言うてたら、開さんに笑われるわ。」と思い 「来年は100個お持ちしますからこれからも元気に頑張ってくださいね。」と言い残して 席を立ちました。 今年もたくさんの方々から祝福されたのだと思いますが、 それよりも何よりも白寿を迎えた開さんを今でも大事にされている 澁谷工業の皆さんのお気持ちには頭があがりません。 一昨年、弘利前社長がお亡くなりになったときはホントに淋しそうで元気もなかったのですが 今は少し元気を取り戻し、これからは光利会長・英利社長が力を合わせて 澁谷工業さんをさらに発展させていく姿を楽しみにしながら長生きされるものと思っています。 来年は何を100個お持ちしようかなぁ。 ちなみにこの「甲子久(かしく)」というお名前、大正13年 「甲子(きのえね)」の年にできた甲子園球場の命名と同じで、 久しく元気に育つようにと名付けられたそうで・・ 甲子園の歴史も開 甲子久さんの歴史なのです。改めて・・凄い!! コロナ感染も日に日に落ち着いてきて3月13日からマスク着用も個人の判断になり、 少しずついろいろな場面でマスクを外した素顔が見られるようになってきました。 このままいくと来月の入社式も安心してマスク無しで開催できるのではないかと思っています。 4月から新入社員も加わり社内にはまた新鮮な空気が流れます。 さあ新年度のスタートです。 新たな出会いとご縁を大切にして4月からさらに前向きに頑張っていきます。 今回のWBCはホントに見どころ満載で盛り上がりました。 準決勝のメキシコ戦にはしびれましたが、 やはりすべてのめぐり合わせは最後の大谷翔平とトラウトの対決に繋がっていました。 今更ですが・・大谷翔平はただ者ではないのです。 個人的にはヌートバー!これから彼の活躍からも目が離せません。 今月も最後まで読んでいただきありがとうございました。
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社長コラム
2023
社長コラム 2023年2月号「オフコース」
昨年の2月は北京冬季オリンピック真っ盛りで、 高梨沙羅選手がスーツ規定違反で失格になって大騒ぎだったのですが・・ あれから早一年が過ぎてしまいました。 高梨沙羅選手はしばし休養を取ったあとワールドカップに復帰して、 今シーズンも元気に世界を転戦しております。 コロナ第8波もピークアウトして5月8日から「5類」に引き下げも決まり、 「さあ!今月は何を書こうかなぁ」と思いながら休日、 自宅で社長コラムの原稿を書き出した時に、 たまたまBSフジをつけたら「輝き続けるオフコース」という 2時間番組をやっていて思わず見入ってしまいました。 「オフコース」と聞いて、すぐにピンとくるのはおそらく我々から上の年代? 私の子供たちの年代になるとオフコース?誰?となるのですが・・ 1989年2月に解散するまで約20年間、日本の音楽界を代表する音楽バンド! 数々のヒット曲を世に送り出したミュージシャンです。 解散したのちはリードボーカルだった小田和正がソロで音楽活動して 75歳になった今でもあの高い音域で素敵に歌っています。 さすがに小田和正という名前は音楽ファンなら知らない人はいないと思いますが・・ やはり我々の年代はほろ苦い青春時代のオフコース? あくまで個人的見解であることはお許しいただき・・ 私は大学受験、高校卒業のころに聴いた「さよなら」がとても印象深いのです。 あのなんとも言えない切ない歌詞やメロディが、大学受験で ひとり淋しく泊まった東京のホテルでの夜、高校卒業、同級生との別れの時期に ぴったりだったような気がします。 念のため申し上げますが・・私は高校卒業時に彼女がいたわけではない・・ まあ!私の昔話はどうでもいいのですが。 この番組で出演者がいろいろコメントした中に 「思春期に聴いた曲は永遠である。そこから時間は止まっている。」 「時代を超えても色あせない!それから40年経ってもそれ以上の曲に出会っていない。」 まったく同感であります。 もちろんそれぞれ好みはあるのですが・・アナログ時代の象徴、 オフコースの素敵な楽曲はデジタルの時代になっても歌い継がれ、 たくさんのアーティストにカバーされています。 是非、若い方々にも聴いてもらいたいと思いますが・・これもわたし的には「不易流行」。 まあ、こんな話をしておきながらうちの両親が 「加山雄三」や「美空ひばり」を聴いて感激しているのを見て 「なんであの曲がいいげんろ?」と思う自分もいるわけで・・ 会社もそうですが、時代を超えて受け継がれるということはホントに凄いことなのです。 ちなみに私の中ではもうひとり「竹内まりや」というアーティストがおりまして・・ 竹内まりやの話をすると紙面が足りなくなるので今回はやめますが あの時代、山下達郎と結婚した時は結構ショックでした。 2月10日に厚生労働省からマスク着用の考え方について 「令和5年3月13日以降、個人の主体的な選択を尊重し、 着用は個人の判断に委ねることになります。 本人の意思に反してマスクの着脱を強いることがないよう、 個人の主体的な判断が尊重されるよう、ご配慮をお願いします。」 というお知らせが発表されました。 5月8日からの「5類」引き下げに向けての段階的な対応、 脱マスクへの第一歩だと思います。 やっとここまで来たかぁという感じで個人的には大変喜んでおります。 ただ・・これだけ長い間マスク生活を送ってきたわけで、 日本人の国民性から考えてこれが 「さあ!今日からマスクを外すぞ~!」というわけいくのか? いささか疑問であります。 脱マスクについては賛否両論、個々の見解は大きく異なると思われるので 「・・個人の主体的な判断が尊重されるよう・・」とあるように おそらく最初はみんなまわりを見ながら・・世の中の空気を見ながら・・ 少しずつ外していくみたいな感じになるのでしょうか? 今月、早々と地元の私立高校の卒業式が執り行われ卒業生や教職員が マスクを外して出席していました。 その模様がマスコミにも取り上げられ、 マスクを外して嬉しそうな卒業生の姿が全国ニュースに流れました。 全員が不安なくマスクを外していたかどうかはわかりませんが、 来月の卒業式シーズンには全国津々浦々であの光景が見られると思います。 私も含めて我が社の脱マスクの方向性についてはまだ議論できていませんが、 とにかく今年はコロナ後を見据えて一歩ずつ進みだしていることだけは間違いありません。 今年の冬はクリスマス寒波→年明けの強烈寒波→バレンタイン寒波と 1か月ごとに寒波がやって来て寒い思いをしましたがその冬ももうすぐ終わりです。 3月になると会社近くの美川の河津桜も咲き始めます。 兼六園のソメイヨシノが咲くころにはマスクを外した笑顔が たくさん見られることを期待して春の訪れを待とうと思います。 春になるとなぜかAKB48の「桜の花びらたち」を思い出すのは私だけでしょうか・・? 今月も最後まで読んでいただきありがとうございました。
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社長コラム
2023
社長コラム 2023年1月号「二十歳のつどい??」
今年もスタートしてひと月近くが経ちました。 昨年の12月にはいきなりクリスマス寒波がやってきて大変だったのですが お正月明けからは比較的穏やかな日が続いていました・・ が!クリスマス寒波からちょうど1ヶ月、今度は十年に一度の「強烈寒波」が襲来。 天気予報の精度は極めて高く予報通りの時間から大荒れの凄い天気になりました。 帰宅時のホワイトアウトやスケートリンク状の路面は正直怖かったです。 やはり今年の冬は厳冬なのです。 コロナ禍になって3年、今年のお正月はどこの神社もコロナ前の人出に戻り ショッピングモールには元旦から大勢の人が押し寄せ、 今年は間違いなく元の生活に戻っていくことを確信する光景でした。 1月26日には岸田首相が新型コロナの分類を 5月8日に「2類相当」から「5類」に引き下げることを正式表明され、 マスク着用不要の議論も始まりました。 コロナ対応には賛否はあるものの今年は明らかにコロナ禍を脱して 経済活動もさらに加速していくものと思われます。 今年は「さあ!頑張るぞ」と心の底から思えるスタートです。 今年も9日の「成人の日」あたりで、成人式?二十歳のつどい?が全国津々浦々で開催されました。 例年このあたりで雪が降って大変なのですが今年は比較的穏やかで、 華やかな着物姿やスーツ姿の二十歳の若者たちが嬉しそうに街を歩いていました。 ところでこの「二十歳のつどい」いつからこうなったのか? 民法が改正され昨年4月から成人年齢が18歳に引き下げられました。 それに伴って20歳になった若者を成人と呼ばなくなった?なのに成人式は20歳のまま・・ だから成人の日なのに「成人式」ではなく「二十歳のつどい」となったらしい。 まあ!事情はよくわかるのですがどうもしっくりこない? そもそも「成人の日」が1月15日でなくなったことにも正直、異論がある。 私が大切にしている言葉に「不易流行」があります。 これは「いつまでも変化しない本質的なものを忘れない中にも 新しく変化を重ねているものをも取り入れていくこと」という意味です。 世の中の変化に合わせてどんどん変わっていくことは大賛成なのですが・・ なぜ「成人の日」が1月15日だったのか? 「成人式」はなぜ執り行われるのか? 成人の通過儀礼である「元服の儀」が小正月(旧暦1月15日)に執り行われたことに 起因していたのではないのか? それぞれに意味があって我々はそれを自然に受け継いできたはずなのに・・ ハッピーマンデーも阪神淡路大震災の防災やボランティアも大事なのですが・・ それと同等に我々日本人が大切にしてきた伝統はその意義も含めて 次の世代に受け継いでいかなければならないのです。・・ と!えらそうなことを言いながら今から41年前の自分の成人式は 単に同級生たちと明け方近くまで居酒屋で飲んだくれていただけのような気がします。 皆さんは「七草がゆ」をご存じでしょうか? そうです!お正月明け一年の最初の節句である「人日の節句」、 1月7日に「七草がゆ」を食べて一年の無病息災を願うというものです。 我が家も毎年、お正月の暴飲暴食で胃腸が疲れたこのころにこの「七草がゆ」を食べています。 ところでこの七草はなに?何にも見ずにこの春の七草の名前を言えるだろうか? 「せり なずな ごぎょう はこべら ほとけのざ すずな すずしろ」だそうです。 それぞれに縁起の良い意味もあるそうで、一度その意味と効用を調べてみてはいかがでしょうか。 うちの母は今でもこの春の七草の名前を早口ですらすらと言えるのには驚いています。・・ ただこの「七草がゆ」、味は薄味でイマイチと思って食べているのは私だけでしょうか? 我が社の今年の経営スローガンは「次世代に向けてのスタート」です。 今年はコロナ禍を脱して我が社も次の世代を見据えて仕事に取り組んでいきます。 以前にもお話しましたが本年4月ごろに厚生棟の改修、 そして6月ごろに新事務所建設に着手します。 これは単に職場環境を向上させるだけではなく、 次の時代に向けた働き方(ペーパレス・フリーアドレス・・等)をうちらしく取り入れ、 そして肝心なのは中身、社内や社員の5Sのレベルをさらにあげて いかに付加価値の高い仕事をするか、 そして素敵な笑顔で大切なお客さまに喜んでいただける仕事をするかだと思います。 今年もたくさんの出会いとご縁があることを期待し、明るい会社を目指して頑張ります。 そのためにも心身ともに健康!今年の個人的な目標は「ON OFFの切り替え!」です。 社長として仕事も会社も大事ですが・・いい仕事をするためにOFFをどう過ごすか? 私にとっては大きな課題です。 最後まで読んでいただきありがとうございました。 今年も一年どうぞ宜しくお願いします。
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社長コラム
2022
社長コラム 2022年12月号「感謝の一年」
気が付いたら今年もあと一週間をきりました。 毎月このコラムの締め切りに追われながら仕事をしていると あっという間に一年が過ぎてしまいます。 おまけに今月は2023年の経営方針の作成もあったのでさらに時間が足りませんでした。 12月のコラムを書くにあたり今年一年のコラムを読み返してみました。 「あ~いろいろあったなぁ!」が正直な感想です。 昨年末のコラムには「10大ニュース」を書きましたが 今年は違った切り口で一年を振り返ってみようと思います。 12月11日の北國新聞に読者が選ぶ「県内10大ニュース募集」という紙面があり 57の候補が挙げられていました。 その候補を順番に読むとやはり今年は「選挙イヤー」だったのだなぁと改めて認識しました。 石川県知事選挙・金沢市長選挙・輪島市長選挙・参議院石川県選挙区補欠選挙・ 参議院選挙・白山市長選挙・・選挙管理委員会の皆さんはコロナ禍の中、 ホントに大変だったと思います。 そんな中で目を引いたのは 「七尾の青柏祭で3年ぶりにでか山」 「高校相撲金沢大会3年ぶり5月開催」 「百万石行列3年ぶりに復活」という「・・・3年ぶり」のキーワードです。 コロナと対峙しながらの1年でしたが今年は経済活動との両立をはかりながら、 少しずつですがコロナ前の風景に戻りつつありました。 百万石行列の沿道に34万人、金沢マラソン参加者が1万2000人・・ 今まで当たり前に開催できたことがコロナで止まり、 それが改めて開催され待ち望んだ石川県民が大勢詰めかけ楽しむ光景は やっぱりいいものだとつくづく実感しました。 開催するにあたり関係者の方々のご尽力に改めて感謝であります。 来年はさらにいろいろな制約がなくなりマスクを外してたくさんの行事が 普通に開催されることを願うばかりです。 それにしてもこの秋から冬にかけての金沢市内の観光客の多さにはびっくりでした。 週末の繁華街のおでん屋さんの列を複雑な思いで見ていたのは私だけでしょうか。 今年は昨年に続いて世界的なスポーツの祭典の年でもありました。 2月の北京冬季五輪、12月のサッカーワールドカップカタール大会の開催です。 日本選手の活躍がコロナや暗い話題で沈んだ国民にたくさんの感動を与えてくれました。 北京冬季五輪の各競技もそうですがサッカーワールドカップの試合を観ていて いろいろ思うところがあります。 自分たちより格上のチームに真剣にぶつかる姿、綿密に組み立てられた作戦、 一瞬のチャンスを逃さないテクニック、そして最後まで諦めない気持ち・・ 結果は日本はベスト8進出はなりませんでしたが、 我々にたくさんのことを教えてくれました。 カタールとの時差-6時間・・日本では微妙な時間帯のテレビ観戦でしたが 眠い目を擦りながらテレビにくぎ付けになった人はたくさんいたと思います。 そもそも日本はあの組では予選突破は厳しいだろうと思っていたのに見事予選1位突破! このことだけでも日本中が大騒ぎになったわけで、 優勝したアルゼンチンや準優勝のフランスのあの祝賀パレード、 国をあげてのお祭り騒ぎにはうなずけるものがあります。 今回の日本の戦い方を観て、いつかあの祝賀パレードの光景を東京で見られる日がくるのも 夢ではないと思っています。 今年を振り返るとまだまだ書きたいことはたくさんあるのですが、 やはり年末に思うことは社員のみんなや私を含めた家族が健康で、 そして会社が元気で今年一年を終われることに感謝感謝ということです。 いろいろな出会いも別れもありましたがこれも次につながるものと前向きにとらえ 新しい年を迎えたいと思います。 来年はいよいよ新事務所の建設が始まります。 そしてその先、再来年には我が社は創業90周年を迎えます。 世代交代を意識しながら、今まで受け継いできた北都のDNAを いかに次の世代に伝えていくかをみんなで考えていこうと思います。 そして私の目指す厳しさの中にも笑顔の絶えない会社、いい仕事をする会社に 一歩でも近づけるようにこれからも頑張ります。 今年一年、私のつたないコラムにお付き合いいただきありがとうございました。 来年はもう少し笑ってもらえる話題を見つけてコラムに書こうと思います。 少し早いのですが皆さまよい新年をお迎えください。 今月も最後まで読んでいただきありがとうございました。 <あとがき> ・・実はこのコラムを書きあげたのは12月23日(金)。 そう、日本にクリスマス寒波がやってきて石川県に「顕著な大雪」情報が出された日です。 積雪は20㎝程度とそれほどでもなかったのですが、早朝からの猛吹雪と強風で 我が社は朝6時の時点で社員の安全を優先して全社員自宅待機・在宅勤務を決め、 私から指示を出しました。決めた張本人が出社するわけにもいかず、 コロナ禍でも一度も在宅勤務をやらなかったのに終日自宅に籠っていました。 あらかじめ持ち帰っていたノートパソコンを開くのですがなかなか集中できず、 合間に雪掻きを2回、買い出しに1回・・つくづく自分には在宅勤務は向いてないことが よくわかりました。 長い冬はまだ始まったばかりです。今後も「顕著な大雪」情報が出ないことを祈ります。 今年の冬は予報通りホントに寒くなりそうです。 【12月23日の当社構内】
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社長コラム
2022
社長コラム 2022年11月号「うみかん開通」
今月もいろいろありました。 11月9日に昨年、竣工したのと里山海道の上中山橋が優良工事知事表彰を受けました。 当日は会社を代表して馳知事からの表彰状をいただきツーショット写真も撮ってもらいました。 わが社の社員や協力会社の皆さんのお陰で何度も知事表彰をいただいているのですが、 今年は特に意味深いものがありました。 実は昨年も鼠多門橋で知事表彰をいただいたのですが、 これが前任の谷本知事名での最後の表彰状、 今年は馳新知事名での最初の表彰状です。 知事が交代しても変わらず知事表彰をいただけたことはわが社にとっても大変名誉なことであり、 あの大激戦の知事選のど真ん中にいた私にとっても感慨深いものがありました。 今回の表彰に甘んずることなくこれからも地元石川県のためにいい仕事をしていきます。 【馳知事とのツーショット】 今月は県内の2つの大きなプロジェクトの開通式がありました。 ひとつは南加賀道路の全線開通です。 今回、加賀市熊坂町~細坪町間の完成により加賀インターチェンジと 山代・山中温泉のアクセスが格段に向上し経済の活性化や観光振興に寄与するものであります。 この区間でわが社も「熊坂高架橋」の仕事をさせていただきました。 そしてもうひとつは金沢外環状道路海側幹線(金沢市大河端町~福久町間)3.2kmの開通です。 この区間の開通により暫定供用ながら山側幹線と海側幹線が 国道8号線を介してつながることとなり、 国道8号線の渋滞緩和と金沢市内の交通の円滑化に大いに寄与するものと思われます。 全線完全開通にはまだまだ時間はかかりますがそのころには金沢の街も さらに変貌をとげていると思います。 この区間でわが社は 「浅野川うみかん大橋(鋼橋部113m)」「大浦高架橋(216m)」「千田高架橋(290m)」 の3橋を架けさせていただきました。 どれもこれもガンコ難易度の高い仕事で工場製作から2年以上かけ、 たくさんの困難を乗り越え無事完成したことは感無量でありました。 ご指導をいただいた石川県及び金沢市のご担当の皆さま、 そしてわが社の社員や協力会社の方々をはじめこれらの工事に携わったすべての皆さまに 改めて感謝し敬意を表すものであります。 今回の経験がわが社の将来に必ずやつながると確信しています。 当日はそんなことを思いながら開通式後の祝賀パレードを 「浅野川うみかん大橋」のたもとで見送っていました。 新しい橋と素晴らしい青空・・とってもいい景色を見てしばし幸せな気分に浸っていました。 今回の完成区間は3、200m、そのうちわが社が施工させていただいた3橋の長さの合計が 619m・・全体の約5分の1・・重責を担っていたのだなぁと改めて実感しています。 すでに2期線(海側部)の工事も始まっています。 我々もその工事に携われるようにこれからもたくさんの経験を積み さらにレベルアップをはかっていきたいと思います。 【開通には感慨深いものがありました...】 県内の大きなプロジェクトの竣工と重なって 今度はわが社の「HOKUTOリニューアルプロジェクト」がいよいよ本格始動します。 正直、いよいよ!というよりやっとの思いで始動にこぎつけることができました。 私の悲願である事務所棟の新築であります。 1985年に長田の地から全面移転しすでに37年が経過しました。 その時の社員数は60名、現在はお陰様で120名になりました。 当然のことながら老朽化が進み、さらに手狭になり、 社員のみならずお客さまやご来訪者の方々にもご迷惑をお掛けしておりました。 ものづくりの会社は工場や機械・装置への設備投資を積極的にして、 間接部門にはなるべくお金をかけるな!と教えられてきましたが、さすがに限界であります。 実は事務所棟新築については2018年、今から4年前に計画を立ち上げ 内々に進めていたのですが・・規模や予算の問題、工場稼働の問題、時期の問題、 そして新型コロナの壁に阻まれて一時凍結をしました。 その間、世の中の状況が一変したのですが今回それらのことを踏まえて 先月の役員会で改めて本格着工を決めさせていただきました。 長い間、待たせた社員の皆さんにはホントに申し訳なかったのですが これから正式にスタートします。 今回の新築の目的は単に事務所棟を新しくするだけではなく、 ①大切なお客さまやご来訪者の方々に喜んでいただく ②次の時代にあった働き方を考え取り入れる ③風通しのいい雰囲気と仕事空間を作る ④さらに付加価値の高い仕事をする ④職場環境を向上させ社員のモチベーションをあげて明るい会社を作る ⑤会社や社員の5Sのレベルをもう一段あげる・・など、 これから具体的に目的を示しながら進めて行きたいと思います。 合わせて厚生棟(食堂)の全面リニューアルも同時に進めて行きます。 具体的にはこれからですが・・来年の春先くらいから厚生棟リニューアル工事を先行して、 夏前には事務所棟新築工事を着工したいと思っています。 完成は概ね再来年2024夏を目指します。 すでに計画概要は社内のグループウエア上には開示していますが、 社外の皆さまにも来月以降もう少し具体的な計画をお示ししたいと思っています。 この「HOKUTOリニューアルプロジェクト」は、 わが社の将来を左右する大事なプロジェクトなのでこれから全社あげて取り組んでいきます。 気が付いたらもう12月です。来月はやはり今年一年の反省や総括をしたいと思っています。 とにかくコロナとインフルエンザに注意して年末まで突っ走ります。 今月も最後まで読んでいただきありがとうございました。
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