月刊ほくと新聞Hokuto News Paper

津波避難タワー

2013年09月号

現在工場製作、そして仮組立検査に向けた準備を進めているのが「津波避難タワー」。
甚大な被害をもたらすといわれる東南海地震に備え、津波から命を守るための施設として、この「津波避難タワー」が沿岸の各自治体を中心に建設が進められております。

現在製作中のものは、静岡県吉田町に設置されるもので、約800人がステージ上に避難できるよう設計されております。

この避難タワーが現地に据え付けられた後もずっと使われないことが最も望ましいのですが、万一に備えての安心を地域の皆さまにご提供することが今回の我々の使命であります。

これから仮組立検査を受検し、メッキ工程、塗装工程を経て現地へと送り出されます。地域のくらしを支え、そして地域にとけ込んだ構造物をご提供できるよう、引き続いて丁寧につくりあげる所存です。

OKINAWA!

2013年08月号

青い空と青い海が広がる沖縄!!!といっても残念ながら遊びに行ったわけではありません・・・・・㈱沖縄先端加工センター殿向けに5tx16.6mホイスト式天井を2基おさめてまいりました。弊社にとってははじめてとなる沖縄での工事、皆様のご協力もあり、無事にクレーンの上架を終えることができました。

工事期間中は全く雨も降らず、連日強い日差しの下での作業となり、工事を担当した水口さんは以前にも増して日焼けして帰ってきました。アロハシャツの良く似合うこと!
すっかり沖縄の雰囲気に溶け込んだようで、時々沖縄の海を思い出しては物思いにふけっているようです。

これから長く、遠く沖縄の地で活躍するクレーン。今年に入って北は青森県、南は沖縄県とクレーンを上架してまいりました。これから地元の北陸新幹線車輛基地殿向けを含めて、まだまだクレーンの上架が続きます。お客様に喜んでいただけるよう、ひとつひとつのクレーンをしっかりとつくり上げていく所存です!

奥山田高架橋

2013年07月号

昨年の12月から始まった奥山田2号橋の工事も暑い夏に入り、いよいよゴールが見えてきました。そして7月28日、地元のみなさんに出来上がったばかりの橋を渡っていただくお披露目会が催されました。地元から200人も参加していただき、橋の完成をお祝いしていただきました。いつもながら感じ入るのですが、橋が架かるまでの苦労を思うと、あっけなく橋を渡れてしまうのですが、その分皆さんの日々の暮らしに役立っているのだと思うと、充実感でいっぱいになります。何よりも、皆さんのよろこんでいたく姿を見ることが、また次の工事へのエネルギーへとつながります。

奥山田2号橋は平成17年度より着手されてきた全長1.7kmの奥山田バイパスを担うもので、大型車の行き交いが容易となり、交通の安全性と利便性が向上します。また、緊急輸送道路としての機能も一層高まり、京都と滋賀との交流連携の促進にも役立つと期待されています。工事用道路の復旧作業など、もう少し作業は残りますが、最後まできっちりと仕事をやり遂げ、今後の皆さんの益々のご発展に貢献できればと思っております。

最後になりますが、京都府山城北土木事務所の皆様をはじめ、ご支援・ご協力いただきました皆様に厚く御礼申し上げます。ありがとうございました!

56期締めくくり

2013年06月号

今日で激動の56期が終わります。
今期はかつてないほど難しい案件が連続し、関係先にも大変なご無理をお願いしました。そしてこうしてなんとか無事に期末を迎えることができ、皆様に感謝申し上げるとともに、我々にとって新たな信頼と自信を勝ち取ることができた大変意義のある1年になったかと感じています。

これから迎える57期も北都鉄工創業80周年を迎える大切な期となります。
そこで、いまいちど原点に戻りたいと思います。

先人達が残してくれた有形無形の財産に深く感謝するとともに、謙虚に足跡を振り返り、そして社会から必要とされる企業であり続けられるよう研鑽を重ねていく所存です。

ということで、心を込めてトイレを掃除させていただきました。

「おごり」「慢心」そんな気持ちも便器の汚れと一緒に洗い落としたつもりです。
きっとまた汚れるでしょう。そしたらまた洗い落とすのみです!!

ピカピカの気持ちにリフレ~シュ!で新しい一歩を踏み出します!!

北陸電力中宮発電所5tテルハ

2013年05月号

現在手取川の源流に近い白山山中の人里離れた発電所に、5tの屋外テルハ式クレーンを据付けております。

そのクレーンが設置される北陸電力中宮発電所は、昭和10年の稼働開始以来、人知れず電力を供給し続けてくれている「功労者」。更にこれからも頑張って発電してもらうべく、リニューアルに際して新たなクレーンを導入していただくことになりました。

建設着工当時の起重機の性能や搬入路の状態を考えると、相当に苦戦が強いられた工事であったことが想像できます。この地に何十年も電力を供給できる施設を構築された先人の技術と御苦労に敬意を表しながら、さらにこれからも長くご使用いただけるよう、気を引き締めて作業を進めてまいります。

新しい仲間とともに

2013年04月号

今年も新しい仲間を迎え入れることができました!!

4月1日の朝、入社式がおこなわれる会場では、清楚で可憐な谷川さんが1年に1度の早起きをしてお花を活けてくれています。式次第を書いてくれたのは清らかな心の持ち主の南さん。豪快な字で今回も仕上がりました。際立つ派手さはありませんが、心を込めて会場を準備しました。さあ、いよいよ新入社員の2名を迎え入れることになります。

 蟻塚誠弥さん
 倉田和旗さん

若干の緊張はありますが、若者らしく元気よく新しい一歩を踏み出しました。

それでは晴れて新社会人となった彼らの意気込みをご紹介いたしましょう。

まずは蟻塚さんから。
『自分の仕事を通して地域・社会のお役にたてるように頑張りたいです。また常に状況が変わっていくので積極的に学んでいく姿勢も守っていきたいです。』

続きまして倉田さんのコメント。
『最初はわからないことばかりで大変だけど、ひとつひとつ懸命に仕事や常識を覚えていき頑張ります!』

彼らの真っ直ぐな気持ちが大きく育っていくように、しっかりと盛り上げていきたいと思います。

新しい期の始まり、新しい仲間とともに気持ちを新たに、この一年も張り切っていきましょう!

林腰相談役に感謝を込めて

2013年03月号

本日で、我々の良きお手本として、長年に渡ってご活躍されてこられました林腰相談役が退職されることとなります。役員を退かれてから3年半、従来と変わらぬ真摯な姿勢で仕事に取り組まれておられました。頭脳明晰、真面目で堅実、かといって頑固ではなく、気さくに声を掛けて下さるお人柄は、皆から好かれ、尊敬される存在でした。(おそらく写真の花束も、となりの女性社員の顔が隠れないようさりげなく持ち位置を下げていらっしゃいます)

 
林腰相談役が来られた今から15年前、北都鉄工では石川県内の200tクラスの鈑桁を中心に橋梁事業が展開されておりました。いまや受注案件は地元石川県を飛び越え、東は秋田県、西は鳥取県まで施工実績を残すまでになりました。新たな工法への取り組みや、厳しい制約のある工事案件も多数こなし、橋梁メーカーとしての地位も着実にステップアップしてまいりました。15年前当時、今日の橋梁事業の姿を想像することができたでしょうか?

山側幹線の各種橋梁や、御影大橋、戸室新保大橋、小松大橋、そして現在架設中の美川大橋といった地元大型案件を送り出すことができ、また全国展開への足掛かりができたことは、林腰相談役のご苦労があったからこそ。今日までの15年間で、多くの功績を北都鉄工に残して下さいました。我々もしっかりそのバトンを受け継ぎ、更なる発展を誓い頑張っていきたいと思います。

林腰相談役、北都鉄工の発展にご尽力いただき本当にありがとうございました。これからも幸多きこと、社員一同 切にお祈りしております。

仮組立作業が続きます

2013年02月号

現在白山事業所の屋外ヤードでは、全長をめいいっぱいに使用して仮組立が行なわれております。
積雪に悩まされながらの作業になりましたが、2月の末になり気温も上昇、待ちに待った暖かな日差しを受けて雪も一気に解け始め、これからエンジン全開で作業を進めてまいります。

今日現在並ぶのは新潟県三条市の4号橋と兵庫県佐用町の冠橋の2橋。3月にも立て続けに大阪市の菅原スロープ、兵庫県たつの市の市場大橋、滋賀県栗東市の金勝川橋、京都市の鳥羽側道橋と、4橋の仮組立が予定されております。万全の状態で現地へ送り込めるように、そして現地でも地域の皆さまに喜んでいただけるように、ひとつひとつの案件に心を込めて任に当たる所存です。

宇宙へ

2013年01月号

「で~ん」と工場に居座わる物体、これがなかなか手ごわいしろものなんです。
吊上重量100t スパン6m 揚程39.95m、この一風変わったクレーンの下からロケットが「宇宙」へと発射されるのです!

定格100tを超える大型クレーンの生産が続く中、設計チームは品質・日程・生産効率を左右する要として、大きな重圧を背負いながら総力戦で業務に当たっております。そんな中でもパワーの原動力になっているのが若手エンジニア達のがんばり。経験値不足は否めませんが、意欲的に取り組む姿勢、何とかくらいついていこうとする姿勢がチーム全体を、しいては北都鉄工を活性化しています。

それでは、油断して写真に写ってしまったがため、掲載されるハメになった若手の中山貴弘(新婚)のコメントです。

『クレーンスパンが6mで、クレーンの桁はあまり大きくありませんが、定格荷重が100tとものすごい能力を持つクレーンです。そして、このクレーンでロケットが組み立てられ宇宙へとロケットが発射されます。設計という仕事に携わり、やりがいある日々で毎日充実しています。今回の経験と、「自ら動く」姿勢でこれからも多くの事を身につけたいです!』

今年の経営方針も意図的に散りばめたなんともまあ優等生的なコメント。行動力のともなったアスリート系エンジニアの中山、大気圏を突き抜ける勢いでこれからもどんどん加速していくことでしょう!

宇宙開発、そして若いエンジニア達の今後の飛躍に大いに期待を込めて、今月のベストショット!!

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