月刊ほくと新聞Hokuto News Paper

今年は戦いの場を変え、北都RC、隣国越前大野へ出撃!

2019年05月号

5月の晴れた日は、昔から『五月晴れ』といいまして、とっても清々しく気持ちのいい日です。
 
5月26日、福井県の大野市でマラソン大会が開催されました。4000人を超えるランナーが全国各地から集まり、我が社からも11名が参戦。ハーフマラソンの部と10kmの部で出走しました。

思い起こせば去年、どしゃ降りの中 寒さにふるえながら金沢城リレーマラソンに出場。走ったというより、少しでも早く帰りたかったので、一生懸命みんなで後片付けをした記憶が心に残っています。それはそれでとても良い精神修養の機会になったのですが、改善提案も出てきたことにより 今年は趣向を変えてみました。せっかく走るんだから、がっつり走ってみようや、ということで、思い切って方針を転換。同じ時期に開催される越前大野名水マラソンに照準を合わせ、有志を募りました。5月の薫風を全身に感じ、越前大野の味わいのある街並みに心を癒し、沿道で応援して下さる方々やボランティアスタッフのみなさんの温かさに触れ、一歩一歩大地を踏みしめながら充実感を味わい、気持ちの良い爽やかな汗をかき、おまけに脂肪も燃焼されメタボ解消にもつながってくれるのだから、皆このマラソン大会を存分に満喫し素晴らしい一日にしてくれるものと確信しておりました。

スタートしました。気温は30℃近く。ほとんど風もなし。灼熱。こういうのは五月晴れとはいいません。10kmの部に出場した1名。長いウォーキングの末にやっとでたどり着いたゴール。39歳以下10kmの部、135人中135位という新たな歴史の1ページをつくりました。新聞にはこう書かれていました。「大野市の最高気温は平年より8℃近く高い31.5℃。午前中から厳しい日差しで、ランナーたちは照り付ける太陽の下をたくましく走った。」颯爽と駆け抜けるつもりが、たくましくっすか・・・。まあ、いいでしょう。我がチーム、とりあえず全員無事生還。そして全員完走(完歩)!この頑張りを目の当たりにし、何かと理由を付けて運動を拒む北都鉄工の不健康不良中年社員(女性も含む)の皆さんも来年こそは走ってみようと思ったはずです。そして社長、ご出陣をつつしんでお待ち申し上げております。 m(_ _)m
 
ランナーもさることながら、それ以上に大会スタッフの方はこの状況下での安全な大会の運営、さぞかし大変だったと思います。大会を盛り上げてくれた地元の中学生の皆さんの頑張りにも頭が下がりました。たくさんの方々の御尽力があってこのような機会をご提供していただけていることに深く感謝しながら、我々も自分達の役割をしっかり果たしていかなければならないと改めて感じる機会となりました。ありがとうございました。
 
 
なにはともあれ、出走された皆さん、本当にお疲れ様でした!ちゃんと仕事もして下さいね!!

今年の新入社員です!

2019年04月号

4月1日、いよいよこの日を迎えます。巷では”平成最後”という言葉がやけに強調されており、この度も”平成最後の入社式”と言われておりますが、新しく社会人になる皆さんにとってはそんなのは関係ないこと。我々も会場を整えながら、自然と優しく清々しい気持ちになってきて、背筋がピンと伸びてくるのも例年と同じ。一年に一度かみしめている感覚です。そんな中 やってきてくれました、今年のうちの新入社員の2名でございます。人生で最初で最後の入社式、「俺の人生~社会人編~」トップを飾る1ページです。
 

 
山形 祐太さん、大阪出身、インターンシップに参加してくれて、入社も決めてくれました。冷静でバランスのとれたタイプ。当時から課題に対して真摯に取り組んでくれていました。

筆 洋太郎さん、地元金沢出身、素直で朗らか、人の話をしっかりと聞け、周りから好かれるタイプ。ものづくりの世界に希望を持って飛び込んできてくれました。

うちの会社は一品一様のものをつくる会社。基礎作りには時間がかかるけど、そこは焦らず、じっくりと積み重ねていきましょうね。先輩たちは皆その辺わかっているから優しいです。(見た目は怖い人が多いけど・・・)
まずはペースをつくるところから。そして学んでいきましょう。

これからの道も山あり、谷あり、うれしいこと、楽しいこと、いやなこと、つらいこと、いろんなことがあるだろうけど、自分を成長させたいという気持ちがあるのであれば、全てが糧になるのです。心の持ち様次第です。意味のないことなんてないんだぜ。
こないだTVを見ていたら、サザンオールスターズの桑田圭祐氏がこのようなことをおっしゃっていました。
「生きてればくよくよするけど、頑張ってればなるようになるんじゃないかなって思える」
そしてある著名な偉人はこう言っています。
「元気があればなんでもできるっ! (いち・に・さん・ダー!!)」
 
さあ、新たなページをつくっていきましょう!!
 

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エミリー作


 

あっこ書

決戦は「ひなまつり」

2019年03月号

3月3日は「ひなまつり」。言わずと知れた女の子の節句の日。にもかかわらず、この謎の写真はナニ?五人囃子にしては3人だし、おまけに怖いし・・・よく見るとイケメン、いや、案外そうでもないか・・・・・・
 
ひなまつりはみんながいつもより優しい気持ちになる日にもかかわらず、よくわからないけれどコイツらは やる気が前面に溢れ出ている模様です。実はこの日、1年に1度の溶接コンクールが開催される決戦の日。バチバチと火花を散らす熱い戦いが繰り広げられていたのです。
 
過去に入賞経験も持つファイターの倉田、前回本当にあと一歩のところで入賞を逃した研究熱心の川上、今回が初挑戦で怖いもの知らずのポジティブ杉森が、各社を代表する溶接の手練れ達と真剣勝負を繰り広げました。目指すはズバリ『優勝』。石川県を制し、久し振りの全国大会への切符を手にしたいと意気込んでいます。

実はこの3人はみんな24歳の同級生。お互いにリスペクトし合い、切磋琢磨しながら、それぞれの道を進んでいます。これからも期待して下さい。きっと彼らのことを紹介させていただくことがあると思います。

溶接コンクールは一発勝負ですので、自分の実力を出せた方、出し切れなかった方、それぞれいらっしゃると思いますが、集中して真剣に取り組む姿は溶接の光よりも眩しく、輝いている瞬間です。この場に立つまでにも、たくさんの努力を積み重ねてこられたことと思います。まず、ここに参加できるということに意義があります。今回の結果もさることながら、この経験を今後につなげてほしい。すごい人達の技術に刺激を受け、あこがれを抱き、いつの日か北都の中から石川県代表として全国の頂点を究められる日が来てほしいと願います。その時の社長賞、すっげ~~んだろうな・・・
 
 
 
 
 

↓↓このおっさんも、溶接、うまいんですよ~。(※クリックしてしまうと拡大されますので注意して下さい)

じゅんのすけ

母校の教壇に立ちました

2019年02月号

石川工業高等専門学校環境都市工学科の設計製図の授業の一環で「鋼構造物に関する特別講義」を開催していただき、その講師を務めさせていただきました。担当するのは同校OB・OGの中村さんと桑山さんです。

実はこの二人、平成23年入社で同期なんです。青春を過ごした懐かしい教室に一杯の学生たち。まさかこの教壇に立つことになるなんて学生当時は思いもよらなかったと思いますが、8年間の職務で培った経験と吸収した知識を後輩達に伝えようと、日頃の業務の合間を縫ってせっせと資料づくりに励んでおりました。先輩としてカッコイイ姿を見せたいという気持ちは当然ありますが、キャリアを積んで技術レベルは向上しているとはいえ、次から次へと新しい学びがあるのがこの世界。自信満々に確信を持って言い切れない部分もありますが、今伝えられることを精一杯、誠実にお話をさせていただこうと頑張りました。
鋼橋とはどういうものなのか、鋼橋メーカーの仕事や役割とはどういうものなのか、その中で自分たちの携わっている設計の仕事とは、学生時代に学んだことがどのように活かされているのか、やりがい、先輩としてのアドバイス、などなど・・・最初は90分という長時間、話が続くかなと心配しておりましたが、あっという間に時間が過ぎ去り、1コマの授業の講師として無事に役目を果たすことができました。
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講義終了後、受講していただいたみなさんからのアンケートをいただきました。鋼構造物に関するイメージとして「つくるのが複雑で難しそう」という印象がある一方で、鋼橋の持つ「デザイン性」に魅力を感じるといった感想が寄せられておりました。”構造形式として鋼構造とコンクリート構造のどちらを選択するか”という質問に対しては、25対12という結果で、鋼構造物を選択してみたいとの事。学生は「デザイン性の鋼橋に対して経済性のコンクリート橋」という印象を持っているようで、鋼橋に携わる我々としては率直にうれしく思いました。
お互いに立場は違えど、これからもしっかり学び、専門性を深め、世の中の役に立っていけるよう成長していきたいという気持ちは同じ。そんな気持ちに改めてさせてもらえる素晴らしい機会となりました。津田先生を始め、お世話をいただきました石川高専の先生方、熱心に話を聞いて下さった学生の皆さん、本当にありがとうございました。また機会があれば会社の方へも遊びに、いや見学に来て下さいね!!

現地工事が真っ盛り!

2019年01月号

白山事務所にあるホワイトボードです。こちらにはただ今進行している現地工事の状況が掲示されております。現在動いている現場は橋梁で6ヶ所、水門4ヶ所の計10現場、ほとんどの現場が年度末竣工に向けてこれから佳境に突入していきます。幸い今年は積雪も少なく、工程に大きく影響するような事態には至っておりませんが、まだまだ油断はできません。天候とにらめっこをしつつ、不測の事態に備えるべく余裕を持った進捗を心掛けながら日々作業が進められております。

今年の経営スローガンは『総合力で勝負!』。部門を超えてひとつひとつの課題に取り組んでいく1年になります。まずはこの現地工事が集中している年度末に向けて、ALL北都でがっちりスクラムを組み、一歩づつ前進していきたいと思います。今年も色んなことが待ち受けていると思いますが、しっかり考え、行動し、反省し、パワーアップしながらさらなる成長を目指してまいる所存でございますので、引き続きご支援とご協力の程どうぞよろしくお願いします!

NEWクレーン工場 稼働します

2018年12月号

白山事業所の一部がリニューアル、クレーン工場の増築工事がついに完成。12月3日に清払の儀が執り行われ、NEWクレーン工場がついに稼働しました!
工事着工に際し地鎮祭が行なわれたのが半年余り前の5月12日。付近で進行中の北陸新幹線延伸工事などの影響で人手や資機材は慢性的な不足状態、東京オリンピックをはじめ活況続く建設業界の中で逼迫する鉄骨材料、そして今年災害レベルとなった酷暑の中での作業など、幾多の困難がありましたが、ご協力いただいた皆様方のご尽力の甲斐あって立派で頑強な工場が出来上がりました。

外観

今回の増築工事は、クレーン工場の床面積を約900㎡、長さを東西方向に35.3m拡張する工事で、大型クレーン出荷時の試運転にも対応できるよう、既設工場より4m高くなりました。現在大型クレーンの設計標準化も進められており、品質・性能面での更なる向上と競争力強化を目指し、社を挙げて取り組んでいる最中であります。

今回の工場増築工事の他にも、屋外ヤードの拡張整備工事や、橋形クレーンのリニューアル工事など、来年も引き続き構内での改修工事が行なわれます。今までの歴史を作り、そして支えていただいている皆様の存在をかみしめながら、これからも ものづくりを通して世の中のお役に立ち続けられるよう、新たな一手も打ってまいりたいと思います。

最後になりますが、強い責任感で本工事をやり抜いていただきました株式会社髙田組の浦埜さんをはじめ、ご協力いただきました関係者の皆様、本当にありがとうございました!

北清会旅行 in 沖縄

2018年11月号

3年前の軽井沢以来となりました北清会旅行、今回の舞台は南国リゾートOKINAWA4日間でございます。

社員とその家族も合わせ、総勢で120名ばかりが2グループに分かれて乗り込みます。日ごろの行いの良さと断言しても問題なかろうと思いますが、旅行中ほとんど雨にも降られることなく、想像していた通りの沖縄を満喫する旅となりました。

北清会旅行の特徴、「自由」と言えば聞こえは良いのですが 実態は ほぼ「放置」。一行で沖縄のメジャー観光スポットのひとつである首里城を小一時間ほどで回った以外は、”各自でお好きなように” ということで、マリンスポーツ、フィッシング、リゾートゴルフ、グスクめぐり、片っ端から景勝地を回るドライブや美食ツアーなど、それぞれが思い思いに楽しい時間を過ごしました。

ちょうど1班と2班が合流する日に記念パーティを開催しました。その催しの中で55年以上にも渡って北都の成長を支えていただいた西村相談役の引退セレモニーがおこなわれました。西村相談役には言葉にならないほど感謝でいっぱいですので、雰囲気だけ写真でお伝えしたいと思います。

okinawa
 
澄み切った海と爽やかな海風、やさしい空気、ゆるやかに流れる時間が心地良く、心身ともにリフレ~ッシュ!逆にしばらくは沖縄シンドロームに悩まされるかもしれませんが、またいつか戻ってこられる日を心待ちにしながら、これから暗くて寒い冬を迎える北陸で、日々頑張ってまいりたいと思います。
 
 
そして最後になりますが、多様なリクエストにも丁寧にお応えいただき、楽しく快適な旅をご提供いただきました石川さん、南川さん、山村さんをはじめJTBの皆様に心よりお礼申し上げます。
ありがとうございました!

小杉高架橋の桁一括架設

2018年10月号

当社白山事業所からほど近く、小松バイパスの4車線化にともなう工事が進められております。

今回桁一括架設作業をおこなうのは、『小杉高架橋』。本工事は国土交通省北陸地方整備局様御発注の案件で、橋長約130m、有効幅員8.75m、鋼重約330tの3径間連続鋼非合成I桁橋です。

石川県では過去に数例しかない、”多軸式重量台車とユニットジャッキを使って、地組した大ブロックの桁を台車で所定位置まで運びジャッキで下から持ち上げて連結するという桁架設”ということもあり、深夜、小雨交じりで気温も低い中にもかかわらず、工事関係者をはじめ、建設現場愛好家?が集まり、大勢のギャラリーに見守られながら作業が進められていきました。

台車上の桁がゆっくりと動き出します。長さ66.5m、重量は215.8t分のブロックが徐々に所定の位置へ。
そしてつながる。

今回の工事も無事に計画通り終えることができました。関係者の皆様には心より感謝申し上げます。

明日の朝、きっと地元のみなさんも、景色が変わっていることに気が付くと思います。そしていつの間にか当たり前の景色となります。みなさんの暮らしの中でお役に立てるよう、これからも良い製品をお届けしてまいりたいと思います。

工事は来年3月まで続きますが、最後まで気を緩めず、安全を最優先に作業を進めてまいります。引き続きご理解とご協力の程お願い致します。

据付完了時の上空写真

据付完了時の上空からの写真

10年振りの開断面橋!

2018年09月号

現在橋梁工場内では仮組立検査に向けて作業が進められております。
久々、10年ぶりの開断面構造の橋桁。
橋名は三崎7号橋。
橋長は145mで神奈川県横須賀市の県道26号に架ける橋です。
三井E&S鉄構エンジニアリングさんとの共同企業体による工事となります。

東京オリンピックに向けて建設業界は活況が続きますが、ひとつひとつを丁寧に、大切に。
本物件でも、多くのことを学ばせていただきました。
ここで得た経験を更なる飛躍につなげ、今後のものづくりに活かしてまいりたいと思います!
 
 
 
形 式 鋼3径間連続開断面箱桁橋
鋼重量 約345t
橋 長 145m
幅 員 10.1m
客先名 神奈川県横須賀土木事務所

モノづくり企業見学会 in 北都鉄工

2018年08月号

石川県鉄工機電協会さん主催で開催された「モノづくり企業見学会」、今年の会場は・・・北都鉄工です!

お昼休みが終わって間もなく1台のバスが到着、そこから20名強の中学生が降りてきました。すぐにわかりました。こいつら、みんな野球部だ、と。

日頃から厳しい練習で鍛えられているのでしょう。いきなり気合の入った号令がかかり、整列して挨拶をしてくれました。いつもならそれで圧倒されてしまうのですが、今回の我々はちょっと違います。先月の中学生の職場体験からそんなに時間も経っておりませんので、戦いのイメージはできております。せっかく工場に来てくれたんだから、普段できないことを体験してもらいたい!ということで、今回は半自動溶接作業とドローンの操作をやってもらいました。上の写真はドローンを使って撮影した1枚になります。
 
 
後日、ひとりひとりから感想文が送られてきました。全員がレポート用紙にぎっしり、その時に感じたことを書いてくれていました。我々の使命は良い製品をつくってお客様に喜んでいただき、ものづくりを通して世の中の役に立っていくこと。でも、それ以外にもできることって実はたくさんあるのです。そのひとつが、今回のように、未来を担う子供たちの視野を広げるお手伝いをすること。まだまだ至らぬ点ばかりだと思いますが、我々にできる精一杯で向き合いながら、お互いの成長につながったらいいなと思っています。

村上先生、普段は厳しい指導で生徒達を鍛え上げている感が伝わってまいりましたが、この度は本当に温かい目で見て下さって、ありがとうございました。石川県鉄工機電協会の森田さん、いつも御配慮を賜り、今回もナイスフォローをして下さりありがとうございました。野球部のみなさん、良い試合ができましたね。我々もとっても清々しいです。ありがとう!

 
暑い夏はまだまだ続きそうですが、気合を入れ直し、頑張ってまいります!!

 
工場見学

溶接

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